日々あんだら
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2011年04月21日(木) 魔女狩り

僕は怒りっぽい方だ。気が短くてちょっとしたことでもすぐに腹を立てる。
とは言っても、たいていの怒りはすぐに晴れる。
でも最近、TVやネットでニュースを見ていて、久しぶりに本気で腹が立った。
福島県民への偏見。差別。


船橋で、避難してきた小学生の兄弟が「福島から来た」と言ったら、地元の小学生が逃げ出した。
親と教師が最低。

福島県内からつくば市に転入しようとした人たちがスクリーニング検査の証明を求められた。
しかもニュースでインタビューを受けていたクソ役人がグダグダと見苦しい言い訳を重ねていた。

福島県民を宿泊拒否するホテルや旅館。
「福島から転入してきたことを隠すか?」と親に聞いた小学校の教師。
福島県のナンバーを給油拒否するガソリンスタンド。
福島県のナンバー以外の車での輸送を指示する業者。
福島に行く、と言ったら貸し出し拒否をしたレンタカー屋。


今、こうやって書いてるだけでもムカムカする。
別にいい人ぶるつもりはない。てか、そんなにいい人ではない。
基本的に他人より自分のことが大事。
困っている他人を助けるのは、自分が困らない範囲内でできることだけ。
時と場合によっては、相手が傷つくであろうことを意識的に言ったりもする。
そんなおれでも、ムカムカする。
住み慣れた地元に一時的でも住めなくなって、遠く離れた場所までやっとの思いで避難して、
そんな時にそんな扱いをされたらどんな気持ちになるか。


基本的に無知。てか馬鹿。
「福島県」って言っても広い。原発の影響をほとんど受けていない地域はたくさんある。
仮に原発の近くからだとしても、普通に避難して来た人たちに放射能がそんなに付着しているはずがない。
万一付着していても、ほとんどははたけば落ちる。
最悪その人の体内に放射能が入り込んでいたとしても、周りの人に有意な影響を与えることはない。
なにを怖がってんねん?
そんなことより、インフルエンザにかかってる人の近くに行く方が何万倍も怖いわ。

放射能は目に見えないし、よくわからん。
よくわからんけど毎日TVでは大きく取り上げられている。
「だから放射能が怖い」という気持ちはわかる。

でも、それなら調べろよ!
「よくわからないから怖い」「怖いからきちんと調べよう」ってなぜならん?
インフルエンザが怖ければ予防法を調べるやろ?
なんで放射能については調べんのか、おれには理解できん。
ちょっと調べれば、福島から来た人を怖がる必要なんかないことがわかるのに。


ホントにもう、全部オープンにしてしまえばいいと思う。
福島から来た子供たちに偏見やいじめがあった学校の名前を公開してしまう。
福島県民に宿泊拒否したホテルや旅館の名前を公開してしまう。
もうそんな学校に子供を入れるな。
そんなホテルや旅館や業者なんか潰れてしまえ!!
つくばには転入するのやめようぜ。
てか、そういうことをした連中を組織して、原発10km圏内の捜索や復旧作業に強制従事させればいいのだ。


でも、きっとそういうことをする人たちも、被害の様子に心を痛め、被災者たちの状況に涙を流し、
義援金には募金をして、がんばっている自衛官やボランティアの行動には感動しているんだろう。
そういう普通の人たちが、無知と恐怖と集団心理でこんな差別に走る。
それが怖い。
中世ヨーロッパの魔女狩りと変わらへんやんか。
人類はこの数百年間、全然進歩してないのか?




…思いのままに書いたらえらく口汚い文章になったけど、そのままアップします。
他人から見たらアホやと思われるかもしれんけど、別にええわ。
別におれの日記を見て偏見や差別をやめてくれるとは思ってません。おれの文章にそこまでの力は無い。
てかむしろ反感買うだけよね。(笑)

でも、偏見や差別をする前に、きちんと調べて学んで。
それくらいのことはできるでしょう?
あなたにとってマイナスになることではないでしょう?


どうせ、しばらくは海外に行ったら「日本から来た」ってだけで避けられるに違いないんやから。
仲間同士、仲良くしましょう。


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