日々あんだら
DiaryINDEX|past|will
昨夜、東京に帰還しました。 水曜日の夜からずっと出張してて、地震が起こった時は兵庫に居ました。 昨日は大阪で仕事があって、それが終わってから新幹線で帰還。 正直に言うと、東京には戻って来たくなくて、理由をつけてあと1〜2日大阪に居座ろうかとも思ったんだけど 出張メンバー9人の中でダントツに最年長だったので「おれ、帰りたくない。。」って我侭も言えず。(笑) 腹くくって戻ってきました。 新大阪で弁当とおつまみと酒を買い込み、若い子たちと新幹線の座席をBOXシートにして、 バカ話をしながらテンションを上げて。
到着した東京駅はいつもの日曜夜と比べてやっぱりガラガラで、 ディズニーランドが閉園しているせいもあって、電車も空いてました。 部屋に戻ったら、思ったほど散らかってなくて、 プリンターの上に積み上げていたフィルム袋が大量に散乱してたくらい。(笑) それを片付けて、登山用のリュックを引っ張り出して避難の準備をして眠ったのが2時過ぎくらい。
朝起きて、会社に行く用意をして出ようと思ったら、やっぱり電車が止まっていて、 課長に電話して判断を仰いだら「とりあえず自宅待機」。 なので、食料を買出しに行ったり、輪番停電に備えて空のペットボトルや風呂桶に水を溜めたり。 流通が滞っているので、まずは米、そしてパンやサンドイッチなどの主食系がなくなり、 水がなくなり、牛乳がなくなり、電池やロウソクもなくなってました。 昨夜の帰り道でカロリーメートを3日分くらいは買い込んでいたので多少はマシかな。 あと、コンパクトでハイカロリーなチョコレートとかくるみとか、塩分補給のために昆布とか。 大阪で電池も買っとけばよかった。^^; 一応、エネループが10本あるのでそれにフル充電して、ラジオや携帯用に使おうかと。 あとはハンドル回して自家発電で点灯する懐中電灯があるので明りはなんとかなりそうです。
帰って来てからは節電のために電気を切ったら日当たりの悪い僕の部屋は薄暗くなって憂鬱なので、 日当たりの良いロビーに出てボーっと本を読んでたり。 お昼ごはん食べたら猛烈に眠くなって、1時から5時過ぎまでぐっすり眠ってました。 自分で思っている以上に図太い。(笑)
こちらには3番目の弟が住んでいて、彼とも連絡は取り合っています。 今日は片道2時間歩いて出勤したらしい。おれより根性入っとる。(笑) 頭の回転早いし、要領はいいし、いざとなったら余計なものは切り捨てることができる男なので、 これ以上の何かがあっても心配はいらないと思います。 それよりおれの方が絶対やばい。^^;
TVニュースから流れてくる被災地の状況や、津波が襲ってきた瞬間の映像に釘付けになって、 犠牲者や行方不明者の数を見るたびに、自分は本当に運が良かったなぁ、と。 僕の友人にも、あちらに住むご家族とまだ連絡が取れていない人もいて、 無事で居てくれますように、早く連絡が取れますように、と祈ってます。 何度か励ましのメールを送ろうと思ったんだけど、どう書いても友人の心を慰められそうになくて 途中まで打った文章を削除しました。
同時に、いつか(もしかするともうすぐ)首都直下型の地震が来たら、自分もああいう状況になるんだ、と。 その時にどうやって自分の身を守り、安全を確保するのか考えてしまいます。 気がついたら避難用の荷物がものすごい量になってて登山時以上に重くなってた。(笑) (みんなに突っ込まれそうなので先に書いておくと、その中にはカメラは入ってませんよ、もちろん。)
そして今、なにより怖いのが原発の状態。 これ以上の不具合がなく、早く落ち着きますように。 そして、一番危険な場所で必死で作業している、自衛隊員とか東電とかメーカーの人たちが どうか無事に帰ってきますように。
もう電気は足りているみたいなので、自分がいる部屋の電気は明るくしてこの日記を書いています。 どうせ電気は貯めておけないし、ロウソクの灯りとかで過ごしていたら気が滅入る。 明日は電車が動いてるところまで歩いて出勤します。 今日1日一人で過ごして思ったんだけど、毎日仕事してるわけだし、仕事してる方が落ち着く気がする。 …って書いたら仕事人間みたいだけど、つまり日常通りに過ごすのが一番じゃないのかな、と。 電車乗るのにものすごく待たされそうで、それが一番嫌なんだけど。^^; 原付か自転車買おうかな…とも思ったけど、ためしに通りかかった自転車屋さんを覗いてみると、 めちゃくちゃ高い自転車を除いて完売状態でした。 みんな考えることは同じなんやね。(笑)
多分明日からはちょっと大変で気も張ってるけど、一応は日常の生活が始まるんだけど、 そういう生活を送れる自分ができることはなんなんだろう? きっと、自分がすべきことをきっちりやることが一番大事。 それ以上のことは、その後で考えるようにしようと思います。
|