日々あんだら
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2010年06月23日(水) [緊急速報]


(Leica M5 + Summicron35mmF2 + KODAK Tri-X)


…の見出しに衝撃を受けて、思わず今号のアサヒカメラを買ってしまった。
『銀塩ライカM型がついに生産終了!?』という文字がその後に躍っている。

記事を読むと、
「すでにライカカメラ社はフィルムカメラの生産を行っていない」
と、ライカカメラ社CEOが発表したらしい。


うわー、とうとう来たか…


多分、多くの人にとってライカを新品で買う機会なんてないだろうし、
ライカに触れなくたって楽しい写真ライフは送って行ける。
(いや、むしろライカに触れない方がある意味幸せかもしれん…。^^;)
僕自身、いただきもののライカは使ってるけど、今後新品のライカを買う予定は全くないし、
メンテナンスも他所でやってもらってるので全然困らない。

でも、このニュースはとても衝撃的なのだ。
なぜなら、35mm判のフィルムフォーマットを作り、世界中に広めたのが
ライカカメラ社(当時のエルンスト・ライツ社)だからだ。
ライカに興味のない人も、アンチ・ライカな人も、35mm判フィルムで写真を楽しんでいる限りは誰もが
ライカに感謝しないといけない。

そして僕の記憶が正しければ、世界中の主なカメラメーカーの中で、
35mm判のカメラしか作ったことがないのはライカだけだったと思う。
そのライカがとうとうフィルムカメラの製造をやめてしまった。

繰り返しになるけど、このことで直接的に困る人なんて、世界中のカメラ人口の1%いるかいないかだと思う。
そりゃあ、フジやコダックがフィルムの製造をやめてしまう方が何百倍も困る。^^;
でも、35mm判の産みの親で、その象徴的存在だったライカがフィルムカメラから撤退してしまった、
というのはとにかく衝撃的だったのだ。

時代の流れだから仕方ない部分はあるんだけど、やっぱり淋しいなぁ…
この衝撃が他のメーカーや特にフィルムメーカーにはできるだけ波及しないことを祈ります。(−人−)


とは言え、ライカジャパンにはまだ正式な連絡は入っておらず、
今からオーダーしても新品のライカは手に入る、とアナウンスしてるらしい。
新品のライカが欲しい人〜、今のうちですよ〜。(笑)



誤解されたら嫌なので言っておきますが、別に僕はフィルム原理主義者ではないし、
デジタルだって大好きです。
ただ、フィルムもデジタルも両方楽しめる時代が少しでも長く続けばいいなと願っているだけです。

ついでに言うと、自分が使ってるライカには愛着を持っていますが、別にライカ教信者でもありません。(笑)


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