日々あんだら
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(Leica M5 + ELMAR50mmF3.5 + KODAK Tri-X)
夏に、ある方の遺品として受け継いだライカ。 でも、いただいた2本のズミクロン(35mmと50mm、両方第二世代)の写りはそんなにいいとは思えなかった。 カラーネガならまだいい。 でも、モノクロだと全然。 これが多くの人が良いと言う、ライカレンズのトーンなのか?
そんな疑問を持っていた時、ふと以前、ハービー・山口さんのオリジナルプリントを 何十枚も見せてもらった時のことを思い出した。 何十枚ものプリントを1枚1枚出しながら、「これはズミクロン」「これはズミルックス」「これはエルマー」と、 全てどのレンズで撮ったか教えてくれた。(全部覚えてるのがすごい) もちろん、どのプリントも素晴らしく綺麗なプリントだったんだけど、僕が特に美しいと感じたのが どれもエルマー50mmF3.5で撮った写真だったのだ。
そんな時、ふと立ち寄った大阪の中古屋さんで、状態のいいエルマーを見つけた。 見つけてしまった。
…買っちゃいましたさ。 ああ、「ライカとローライとハッセルとツァイスは絶対買わない」(性能に比べてあまりに高すぎるから)という 己に課した誓いをあっさりやぶっちゃいましたさ。ヽ(´▽`;)/
若干の高揚感と多大な罪悪感を抱えながら東京に持って帰って来たんだけど、 そのエルマーで撮ったプリントを見てそんな罪悪感は吹っ飛んだ。
コレーーーー!! おれが欲しかったトーンはコレーーーー!!!ヽ(´▽`)/
ウチのチープなスキャナーでも、溢れるようにトーンが出てくる。 これ、手焼きで焼いたらどれだけトーンが出てくるんだろう!?
僕のモノクロに白も黒もいらない。(たまにはあってもいいけど) 欲しいのは溢れるような灰色のトーンなんだ。
しばらくはこのレンズで突っ走ります。(笑) (操作性はものっそ悪いんやけど…^^;)
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