日々あんだら
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今日も1日部屋に閉じこもっていて、昼下がりに何気なくTVのチャンネルをパパーっと変えて行ってたら、 いきなり画面に大学時代の恩師がどどーんと出てきてはってびっくりした。(笑) 今は僕の母校を辞めて、放送大学に移ってはる人なのでそりゃTVに出てておかしくはないんだけど、 普段意識して放送大学を見たりはしないので、やっぱり出てくる時は突然なのだ。 (しかし、なんだかんだ言って1年に1回くらいは偶然お見かけしてる気がする)
ウチの学部の中でもかなり風変わりな先生で、なかなかおもしろかった。 本人はバリバリな数理経済学者のクセに、僕らが数式とかをふんだんに使った論文を持ってったら、 つまらなそうな顔をして言う。 「あのな、こういう論文書かせたら、君らより僕らの方がはるかに上手いんや。 自分がわかってることを延々と読まされることほど辛いことはない。 理論なんて少々怪しくてもええから、学生らしく柔軟な発想で書いて持ってきなさい」
そんなわけで、僕らの書く論文はまじめな経済学者の方々から見たら突飛すぎるものばかりだったらしく、 学部の懸賞論文には(当時の)過去数年間かすりもしていなかったのだった。(笑)
そして人の名前を覚えない。2年間ゼミで教えてもらってて、学生30人中名前を覚えてるのは2〜3人だ。 (僕は幸運にも覚えてもらってたんだけど。笑) そのくせ、卒業する時に卒業生全員が色紙に言葉を書いてもらってたんだけど、 その時にはそんなところまで見られてたのか!!というような深い言葉を書いてもらえるのだった。 そして、卒業生の名前は20年前の学生でも全員名前を覚えている。 なんじゃそりゃ。(笑)
ちなみに僕が書いてもらった言葉は、一言一句は覚えてないけど、 「頑張るのはいいけど空回りしないように気をつけなさい」というものだった。 ホンマ先生、どこで見てはったんですか!?
先生の顔を久しぶりに見て、当時贈られた言葉を思い出した不肖の弟子なのでした。 先生、あれから10年近くたちますが、相変わらず空回りばかりしています。(笑)
11月の同窓会、今年もやるなら顔を出そうっと。
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