日々あんだら
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今日は、ウチの高校の同窓会。 同窓会って言っても、東京方面にいる卒業生が世代を超えて集まる会。 下はこの春高校を卒業したばかりの19歳から、上は車椅子のおじいちゃんおばあちゃんまで。 某ホテルの宴会場を貸切って、毎年1000人規模の人が集まります。
「あともうちょっと人が集まったら日本一の規模らしいで」 「そうなん?」 「他にあと2つ、同じくらいの規模の同窓会があるんやって」 「TOP3かー」 「どうやったら参加者増えるかな?」 「会費を5000円にしたら楽勝ちゃうん?」
立食2時間で7000円は痛いです。(笑)
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僕が生まれ育ったのは小豆島。 当たり前だけど島。 橋が架かってないので、高松や岡山に渡るには、船に乗るしかない。
そのせいもあって、島の中学を出た人間は95%くらいの割合で島の中の高校に進学する。 祖父も、父も、伯母も出た高校。(後に僕の2人の弟や従妹弟も) 家からも近いし、仲の良かった同級生のほとんどがそこに進学する。 当時好きだった子もそこに進学する。 僕も当然そうするつもりだった。
でも、書いたら長いから省略するけど色々あって、僕は島の外の高校に進学することになった。 正直に言うと、母親と担任の先生の勢いに押し切られた感はすごくある。(笑) 中学までは成績が良かったので、2人は僕が進学校に進むことを望んだのだ。 受験や合格発表の時には全然現実感がなくて、入学式後のホームルームでふと我に返って後悔したことを覚えている。
話す方言が違っていたので良くからかわれた。 からかわれるのが嫌で、そっちの方言に染まったら、家で「キモい」と言われた。 部活の連中とはなかなかウマが合わなかった。 クラスの中にも溶け込めないまま1年が終わってしまった。 (クラスの中に居場所を見つけられたのは2年生からだ) 部活が大変なこともあって、全然勉強しなかったらありえない勢いで成績が落ちた。
もちろん嫌な思い出ばかりじゃなく、楽しかったことやおもしろかったこともたくさんあるけど、 でも卒業する時に「この高校に来てよかった」と100%言えなかったことは確かだ。
でも、一浪して大学に入ってから状況が変わった。 ウチの高校はどうやら変なところだったらしく、 在学中よりも卒業してからの方が全体として仲良くなる。(笑) しょっちゅう集まって飲みにいったり遊びにいったりした。 集まるたびに新しい友達が増えた。 大学を卒業したらみんなはそれぞれの道を進み始めたんだけど、 その道が多岐にわたってて、いろんな方面からいろんな刺激を受けた。 中には、話を聞いていて「こいつすごいな!!」って素直に尊敬できるやつも何人かいる。
卒業してから13年たって、いまだに良く集まってる方だと思う。 気づいたら、在学中に知り合った友達より、卒業してからできた友達の方が多くなっている。 この同窓会のおかげで、10年20年先輩の方々にも顔を覚えてもらっている。
今なら「この高校に進学してよかった」と100%言える。 別に地元の友達と比べてるわけじゃないよ。 でも地元の友達とも今も仲良くさせてもらってるし、それプラス、たくさんの友達もできた。 それは地元の高校に進んでいたら、絶対にありえなかった出会い。
まあそういうわけで、ふとセンチメンタルになった今日の帰り道でした。
とりあえず、
痩せる!!!!
(今日数年ぶりにあった諸先輩や同期、10人以上に「大きくなったなー」「広がったなー」「貫禄出たなー」って言われた。涙)
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