日々あんだら
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2008年06月14日(土) 懐古的散歩




日付が変わってしまったけど、13日の金曜日のこと。


出張が終わって、新大阪までJRで移動する。
コインロッカーに入れていたカメラバッグを取り出して、地下鉄でホテルへ。

地下鉄のホームに着いた瞬間、とてもしっくり来た。
2年半、毎朝毎晩、通勤で通過していた駅。

大阪に立った気がする。
大阪の街は身近だ。
東京の街が、未だに僕にヨソイキの顔を見せるのとは対称的に。


ホテルに着替えと仕事の荷物を置き、学生時代に暮らしていた町へ。
ここには大阪で10番には入るラーメンと、多分大阪で一番のキムチ焼き飯を出してくれるお店がある。
学生時代は毎週水曜、バイト帰りに寄っていた。
週に一度のぜいたく。

その近所に住むnekoさんとラーメンを食べ、バイバイ。
急に自分が住んでいた場所が見たくなって1駅歩くことに。

ゼミの仲間と何度か来た回転寿司。
彼女と気まずくなった時に来たそば屋。
1回の頃、入り浸っていた友達が住んでいたマンション。
夜中によく夜食を買いに来たコンビニ。
友達が無断駐車していて、もめた寿司屋。

あの頃のまま残っているものもあれば、もちろん、なくなってしまったものも、変わってしまったものもある。

そして、僕が住んでいた部屋はそのまま残っていた。
僕と同い年の木造2階建アパート。
その1階の玄関の脇、北東隅の部屋。

今は、多分僕の後輩にあたる学生が住んでいるんだろう。
窓には明かりが灯り、僕がそうしていたのとまったく同じ場所にシャツが掛けてあった。
邪魔にならないようにそっと1枚だけシャッターを切ってその場を後にした。

アパートから駅までいつも通っていた道を歩く。
と、道が無くなって新しいでっかい家が立ってるところにぶち当たった。
建物がなくなったり変わったりはある程度覚悟してたけど、道が無くなってるのはさすがにショックだった。
でも、そこを迂回したら線路沿いの知らない道に出て、ちょっと新鮮だった。
4年間住んでいた町でも、1本裏に入ると全然知らなかったりする。
いかにいつも同じ道しか使っていなかったかということ。
なんか少し得した気分で、さっきのショックとプラスマイナスゼロの気分で(笑)、阪急の抹茶小豆な電車でホテルに帰ってきた。




今『666710』に出してる写真もそうだけど、最近僕って妙に懐古的。

もしかしたら死期が近いのかも。(笑)


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