日々あんだら
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真夜中、駅からの帰り道。 いつも通る道から線路を挟んだ向こう側。 1本の木がこぼれそうなくらいの白い花を付けていた。
多分、染井吉野ではないんだと思う。 そう言えば、僕の去年最初の桜もこの木だった。 そして今年も。
線路の「対岸」にあるせいか、明るい時間だと気付かない。 夜、帰り道の途中にだけ気付く。 闇の中に浮かび上がる、その柔らかな白さに。 なので、いつも唐突に、たった1日の内に満開になったかのような錯覚を覚える。
今年も、1年で一番好きな季節がもうすぐやってくる。
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