日々あんだら
DiaryINDEXpastwill


2007年02月14日(水) 迫り来る恐怖





事件は思いがけないところからやってくる。
それは、出勤した直後、コーヒーをすすりながら迷惑メールを処理していた僕の前に突然やってきた。


こないだ一緒にスキーに行った、友人Uからのメール。
危うく迷惑メールと一緒に消すところだったそのメールを開いて読む。

『おつかれっした。みんなにはいろいろ迷惑をかけました』

そう、彼は初日の夕方からクシャミを連発し、3日目には傍目にもはっきりわかるほど体調を崩していたのだ。
まあ多分、2日目の吹雪で風邪を引いたんだと思うけど。
そう考えながら続きを読む。


『昨日、会社には出たんだけど、終わってから熱が39℃もあったので病院にいきました』

てか、休んで行け。(笑)

『そしたら、案の定インフルエンザでした』




…えぇぇぇぇっっっっ!!!|Д`)



『うつしてたら申し訳ない。少しでもそれっぽい症状の人はすぐ病院行ってくれ。』


…ひぃぃぃぃぃっっっっ!!!|Д`) |Д`) |Д`)

高校卒業以来、インフルエンザの予防接種というものを一度も受けたことがない僕の前に、
かつてない勢いでインフルくんが襲来したのであった。。。



…てか、『案の定』ってなんやねん、『案の定』って。
お前、その予感あったな?ヽ(`Д´)/



とは言うものの、事態は非常に深刻だった。
だっておれ、2泊ともやつと同じ部屋やったもん!!
行きも帰りも車一緒やったもん!!
宿での食事は4食ともやつの対面の席やったし。
あ、しかもビール一口もらった!!|Д`)
下手くそ同士、滑る時も近かった。


…ふぇぇぇぇ〜〜〜ん。(泣)



で、怖いのはそこからである。
一緒にスキーに行ったのは、僕とUを入れて7人。
その、他の5人の情報が入って来たのだ。

まず、いきなりAからメールが来た。

『おれも熱っぽい。午後の打ち合わせが終わったら病院行くかな』

Aは2日目にUの隣で寝てた男である。
帰りの車は僕・Uと同じだった。

…被弾したか。。。




そしてUより追加報告。
ご丁寧にWikipediaでインフルエンザのことを調べて送ってきやがった。

それによると
『・潜伏期間は1〜2日が通常であるが、最大7日までである。』
てことは、もうすぐ潜伏期間が終わるころか?

『・感染者が他人へ感染を伝播させる時期は、発症日の前日から症状が軽快するまでである。』
はい、発症前日から発症2日目くらいまでずーっと一緒にいました。|Д`)

『・A型インフルエンザはとりわけ「感染力が強く、症状も重篤になる傾向」がある。』
やつが感染しやがったのは、どうやらA型らしい。(ガクガクブルブル)



それはもう、迫り来る恐怖だった。
『きっとくる〜、きっとくる〜』という例のメロディとフレーズが頭の中でエンドレス・リフレイン。(笑)
…インフルエンザって、知らない内に感染して気づいたら発症、って方が幸せな気もする。
もうみんな仕事に手がつかず、メール合戦である。
なんせほとんどみんな、仕事盛りで独身一人暮らし。(既婚率低)
病気で倒れたら仕事もプライベートもどうにもならんのである。|Д`)

やだなぁ、一人暮らしには慣れたけど、寝込んだ時の淋しさだけはどうしても慣れない。
それより、今週末は大阪に行くんやってば、おれ!!



てか、U、寝とけ!!!



昼休みが明けて席に戻った僕のところに、さらに行きの車で一緒だったMとIからメールが入る。
なんと2人も体調が悪いらしい。
…ホンマか、お前ら?暗示にかかってないか?(笑)
疑う僕。


しかし、暗示にかかっていたのはMだけだったのだ。
午後、『診療所に行ってくる』と言い残していたIからたった1行のメールが入る。



『A型、マイン、ダン』




キタ。。。

そして少しだけツボにはまった。
(※今回の感染源Uは為替業界で仕事してて、その業界では買い注文を「マイン」、売り注文を「ユアーズ」、実行済みを「ダン」と言う、
って話をみんなで興味深く聞いてたんやけど、まさかこんなところで使うことになろうとは。笑)



I、感染・発症・そして1週間の出勤禁止。
初日、Uの隣の布団で寝ていて、夜中にUの布団を奪い取って寝ていた罰がここで下ったのだった。
そして、一度もメールに返信せず沈黙したままだったHは、なんと会社を休んで寝込んでいることが判明。

H、ユアーズ、ダン。(笑)




しかし、この頃になると僕の心境にちょっとした変化が現れてきたのだ。
…なんか楽しくなってきた。(笑)

そう、ここで前の職場の先輩をして「非常事態好き」と言わしめた、僕の変な性癖が踊り出したのだ。
(学校に行ってみたら教室の1/3が風邪で休んでて「どうやら学級閉鎖になりそうだぞ?」という
 あのワクワク感を思い浮かべてください。笑)

だって7人中4人が発症するって凄くない?
40人のクラスだと、23〜4人が発症する計算やで?
給食余りまくって食べたい放題やんか!!ヽ(´▽`)/



…違った。



そしてこの頃になると、僕たち生き残り3人の心境も複雑になってくる。
もちろんインフルエンザにかかりたくなんかないのだが、
ここまでみんな発症してると取り残されたような気になってくるのだ。
さらに「ナントカは風邪を引かない」という言葉が脳裏を回り始める。
しかも残った3人はその「ナントカ」に該当しそうなやつばっかりだ!!(笑)
かかりたいんだか、かかりたくないんだか、もはや当人たちにもはっきりわからないのだった。


…って、それも違う!
発症してたまるかー!おれは明々後日から大阪行くんじゃー!!
シャーーーーーーーッッッ!!!ヽ(`Д´)/




そして今。
今のところインフルの徴候は全く見えません。
がんばれ、おれの体!おれの免疫!おれの白血球!!
そうだ、おれは生まれてこの方、インフルエンザにかかったことがない男じゃないか!!
学級閉鎖になった時も、めっちゃ元気で給食を2人分くらい食ってたじゃないか!!
「最近歳取って体力落ちたなぁ」とか「体調崩してもなかなか治らなくなったなぁ」とか、
弱気になってる場合ちゃうぞ!!
小・中・高・浪人の13年間で、学校休んだんは交通事故で入院してた1週間だけやんか!!




世界中がインフルエンザに感染しても、僕はかかりません。(断言)




かからなかったらひらぎさんがレンズ買ってくれるらしいしぃ。(笑)


hide |MAILHomePage

My追加