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| 2006年07月10日(月) | 夜散歩 |
夜景には、カラーの似合う夜景とモノクロの似合う夜景があると思う。
(XD11+MC ROKKOR58mmF1.2、DELTA400PROFESSIONAL)
モニターとにらめっこしながらプリントするのにちょっと疲れて、
カメラを持ってふらっと夜道に散歩に出かけた。
最近全然してなかったけど、夜の散歩って結構好きだ。
ちょっと前まで気が滅入ってくるとよく散歩してたし、旅行に行ったらたいてい夜の街に出かけてしまう。
冬の夜に散歩してると大学生の頃に思いっきりふられてフラフラさまよい歩いてたことを思い出すし、
春の夜の散歩は1年目の大学受験に予定通り失敗した後、勉強の合間に散歩に出て、
車も通らない車道の真ん中を缶コーヒー飲みながらズンズン歩いて行ったことを思い出す。
そして夏の夜に思い出すのは、父親との散歩だ。
多分僕が小学校低学年の頃だったと思う。
週末、蒸し暑い夜になると時々｢おい、スズミに行くか？｣と言われて、
｢涼み｣という字も意味も思い浮かばないまま父親と2人で散歩に行ったものだ。
夜風を感じて、蚊に噛まれたところをポリポリかきながら、買ってもらったクリームソーダを飲んで。
多分5分か10分の散歩だったんだけど、いつもと違う近所の様子にワクワクしたものだった。
まだ父親のことが大好きだった頃の話。
(今も嫌いってわけではないけどね)
三つ子の魂百まで、じゃないけど、きっとその頃のワクワク感をまだ覚えてて、
それでついつい夜散歩に出かけてしまうんだと思う。
普段と違う街の様子とか、人の気配のしない夜道に独りぼっちとか、そういう感覚が今でも大好きだ。
今日は久しぶりに散歩に行って楽しかった。
この部屋に越して来てからほとんど夜は出歩いてないんだけど、また時々行こうかな。
しかし、なんでカメラ持って散歩に行くと、手ぶらで行くより楽しくなるんだろうね？
(↑それはカメラマニアだから。笑)
