日々あんだら
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1年半ぶりだというのに、毒舌全開でした。|Д`) (α-7D+AF50mmF1.4New、ISO800相当)
コニカミノルタからソニーにカメラ事業が譲渡されたのはもうみんなおなじみだし前にここにも書いた。 (正確にはデジタル一眼レフと、既製品のメンテナンスだけだったっけ?) んで、先日20日にソニーのデジタル一眼レフのブランドが「α」になると発表された。
その時以来なかなか見る気にならなくて見てなかったαブランドのオフィシャルサイト。 今日勇気を出して見てみた。
「αは約束します」 「培われた伝統を受け継ぎながら ソニーの技術力で高品質な映像を 身近なものにすることを」 「あなたの想像力を無限に拡げる」
「未来へ託すのは世界累計1600万本の『αレンズ』」 「伝統と挑戦 遺伝子は融合し、新しい魂が宿る」 「いま新しいαがスタートし、永遠をめざす」 「初めてシャッターを切る。 驚きと感動が生まれる 表現したい心。 残したい瞬間 あらゆるひとの感動とともに」
30年足らずの人生だけど、僕は普通の30歳よりたくさんの人に出会って来ていると思う。 その経験から言えるのは、具体性のない美辞麗句を並べ立てる人間は信用できないということ。 このサイトを見て、不安が増したのは僕だけではないようで、ミノルタ関係のコミュニティとかを覗くと ソニーへの期待と同じくらい、不安のコメントが載っている。
ソニーに期待したいかしたくないかと言われれば、もちろん期待したいに決まっている。 コニカミノルタがカメラ事業から撤退してしまい、本当ならαシステムが消滅してしまうところを ソニーのおかげで希望を残すことができたのだから。 その点には(もろ手を挙げて、ではないけど)感謝している。 ついに発売されることのなかったα-9Digitalとか、幻のAF35mmF1.4G(D)とか、 何十万はたいても買いたいと思わせるようなカメラやレンズも出して欲しいと思う。 この際「SONYのロゴが嫌だ」とか、そういうケチなことは言わない。 (でもレンズキャップくらいはミノルタロゴのを探して付けてそうだ。笑)
だけど客観的に見て、不安要素はたくさんある。 例えばコニカミノルタの色が、絵作りが引き継がれるかということ。 コニミノから200人くらいの技術者がソニーに移ったという記事もあってそれに期待する声もあるけど、 ソニーも元々デジカメを作っていたメーカーなのだ。 ソニーの色だってあるし、その色を作っていた技術者がいるし、その技術者のプライドもある。 ソニーの色とミノルタの色がケンカをしたらどちらが勝つだろう? 僕はミノルタの絵作りが好きでMF一眼レフからレンジファインダーから二眼レフからデジタル一眼レフまで、 ミノルタのカメラばっかりを使っているわけで、その色が消えてしまった「α」には魅力を感じなくなってしまう。
そういう不安を吹き飛ばしてくれないかなー、と思っていた。 でもやっぱり不安が増大しただけだった。 ソニーってやっぱりカメラ屋じゃなくAVメーカーなんだよなー。
「ソニーの技術力で高品質な映像を」
彼らの出すカメラから生み出されるのは、写真ではなく、百歩譲って画像でもなく、映像なんだそうですよ。 たかが言葉の問題、ではない。言葉には、それを発した人の意思が宿る。 少なくともカメラメーカーのサイトで「映像」という言葉は(動画機能を除いて)出てこないだろう。 ソニーが作るのはスチルカメラではなく、映像機器なんだろうなぁ。
できれば今年の夏に出るという、ソニーのデジタル一眼レフにこんな戯言を吹き飛ばしてもらいたいもんだ。 手の平を返したように絶賛しながら「昔は馬鹿なことを書いてたなぁ。^^;」と言えればいいなぁ。 名前だけの「α」ではなく、中身も「α」であることを期待しています。
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