日々あんだら
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2006年04月05日(水) 好みの話。


(AUTOCORD・ROKKOR75mmF3.5、Tri-X)



これから書くことは客観的な意見ではなく、あくまで僕の個人的好みでの話である。
「カレーが好き」とか「親子丼が苦手」とか、そういうレベルなので、
万が一当事者や関係者の方が読んでも気を悪くしないでくださいね。(読まんか。笑)

あ、あと自分の写真のことは棚(どころか天井裏くらい)に上げてます。^^;



最近買った某雑誌の特集で若手写真家さんたちの作品が何十人分か載っているのを見た。
はっきり言って、いいなと思う写真がほとんどない。(言っちゃった。笑)
何を伝えたいのかがわからない写真ばかり。
ひどい言い方をすればテクニックにおぼれて奇をてらっているだけの写真がたくさんあるように感じた。

たった1〜2枚で何がわかるんだとも思うんだけど、少なくともああいう雑誌に特集として載せられる写真である。
その写真家さんにとって一番いいと思える写真、自分の代表作を載せているはずだ。
それでこれかー…と思ってしまった。
あれだったら雑誌の投稿コーナーの方が見ていておもしろい。
趣味で撮っているだけのアマチュアの写真をネット上で検索する方がいい写真がいっぱいあるぞ。
いいなと思う写真は4〜5枚だけだったなぁ…残念。

逆にこないだの『月刊カメラマン』の特集に載ってた写真はなかなか見ごたえがあって良かった。
そっちは(若手もいるんだけど)中堅〜ベテランの人の作品が中心だったかな。
自分が良く撮るジャンルの写真だけではなく、例えば鉄道とかバリバリの風景写真とかスポーツとか、
普段あまり撮らないジャンルの写真でも、素直にすごくいいなぁと思える写真が何枚もあった。
もしかしたら僕の好みが若い人寄りじゃなくて、ベテラン寄りだってことなのかもしれないけど。(笑)


…とここまで言いたい放題言うと「んじゃ、お前の写真はそんなにたいしたものなんか」と言われそうだけど、
それはそれ、天井裏の話なのである。(笑)
いやだってホラ、僕は趣味でボツボツ撮ってるだけの自己満足野郎なんですもーん。ヽ(´▽`;)/
お金をもらって撮っている人と同じまな板に乗る必要はないんですよ。(逃)


…まあ、僕の目がおかしいという可能性も十分にあるんですけどね。
なんせ川内○子さんの写真、初めて見たころは「なにがええんかわからん」とかほざいてたのである。(今はわかります)
蜷川○花さんの写真、「派手なだけやん」とか暴言を吐いてたのである。(今では好きです)
佐内○史さんの写真集を見て「おれならこの子をもっとかわいく撮れる」とか思ってしまったのである。(無理無理無理っ!!)

ひ、ひえぇぇぇぇ〜〜〜っ!ごめんなさいごめんなさいホントごめんなさい。(滝汗)


ま、そんなやつの戯言だと思って聞き流していただければ幸いです。^^;
そう言えば師匠(一方的思い込み)・内田ユキオさんの写真も、初めて見た時の感想は「地味やなぁ」だったような…



<追記>
そう言えば最近、いろんな人の写真展や展覧会に行って、「これは何を表現しているの?」「何を伝えたいの?」と質問しても撮影者(や作者)から答えが返って来ないことがよくある。
「別に…」とか「見た人が判断してくれれば…」って、それはどうかと思う。

元々伝えたいことがあって、そのうえで見た人がいろんな受け取り方をするのならいいと思うけど、
撮影者(作者)がなにも込めてないのにそれを見る人で勝手に受け取れって言うのも無茶な話でしょう。(笑)
自分の意思や主張は込めるべきだろう。
ただ、それを見る人に押し付けなければいいだけだ。
(その主張はどんな小さなことでも構わないと思う。
 「お花が綺麗だったので見てください」でもいい。「この子の笑顔、最高でしょ?」でもいい。
 別に重苦しいテーマなんかじゃなくていいと思う。)

僕は、少なくとも人目にさらす写真には大なり小なり自分の意思や感動を込めているつもりです。
(腕のせいで、それが見てくれる人に伝わってないことは多々あるかもしれないけど。^^;)


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