日々あんだら
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2005年09月14日(水) 全力




あまり僕らしくない写真だ、となんとなく思う。


今日一緒に出張した他部の課長から、「早く(本社に)戻って来い」と散々言われる。
こっちに来て1年と少し。普通は4〜5年はいるものだから、めちゃくちゃ早いタイミング。

僕が本社を出る頃から僕の担当していた仕事の状況が行き詰って来ていて、
やばそうやなぁと思いながら引き渡して大阪に来たんだけど、やっぱり徐々に綻びが出始めたらしい。
で、今のままでは人手が足りない、誰でもいいから即戦力になる人間を呼び戻せ、と。
どうせあいつは今の職場じゃ全然業績を上げてないんだから、いなくなってもいいだろう、と。

まあ確かに、大阪に来てから売り上げはほとんど立てていない。
昔の10分の1以下かもしれない。(やってる仕事が違うから一概に比べられないにしても)
だからそういう声が上がるのも理解できるし、向こうの上からこっちの上司に話が来れば、
すんなりまとまるかもしれない。


でも、今は戻りたくないと思う。
今の職場で何を得たんだ?と聞かれても何も出て来ない。
最近、やっと大阪に根付いて来た気もする。
東京に戻ったら会いたい友達もたくさんいるけれど、
大阪にいるからこそ会える友達も負けないくらいたくさんいる。


一応、本人の同意なしには異動できないルールになっている。
でもそういう話が上の方でまとまった時に、抵抗して大阪に残ってなにができるんだろう?
本社が「欲しい」と言ってくれて、支社に「いらない」と言われた時に。
結局はサラリーマンなんてそんなもんだ。
かといって、会社を辞めて自分の手で稼いで暮らして行くような甲斐性も度胸もない。


東京を出る時に、「おれはこっちでやれることを全部やったのか?」という後悔が少しだけあった。
もし今大阪を出るとしたら、その後悔はもっと大きいだろう。
少なくとも仕事の上で、やらないといけないことをやらなかったことはないけれど、
全力を出し切った覚えもない。
「義務」はこなしているけれど、「+α」を付け加えたことはない。
いつも定時内に仕事を片付けてさっさと帰っているし、鬱病になるほど仕事をしたこともない。
(別に鬱病になりゃいいってもんでもないだろうけど)


もし、自分の人生が残り少ないとわかったらどうするだろうか、と考えてみる。
きっと自分にやれることは全て全力でやるに違いない。
じゃあ、自分の大阪での生活が残り少なかったら?
今まで力半分で片付けることができていた全てのことに全力で当たろう。
出張からの帰り、満席の特急にずーっと立ちっぱなしになりながら、そう考えていた。


まあ、まだ「2〜3人からそういう声があるよ」というだけで本格的に動いていることじゃないけれど。
でも、やれることは全てやろう。
行きたいところには全て行こう。
会いたい人にはみんな会っておこう。
「明日から本社に戻れ」と言われても後悔しないように。



ちなみに昔から「追い詰められないとなにもしない性格」ってよく言われる。(笑)
(本社にいた頃は毎日追い詰められてたんだろうな。)



まあまだ「こいつはいらないから送り返せ」と言われる前に「あいつを呼び戻せ」と言われただけマシか。
いや、今の上司が心の中で思っていて、口に出していないだけかもしれないけど。(笑)


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