日々あんだら
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今日は大変お日柄もよく…柄にもなく歌舞伎なんぞ観に行ってきました。 って言っても、『農村歌舞伎』って地元の素人の人たちがやってるやつなんですけどね。 そこそこ有名らしくて、存在は前から知ってたんだけど、
そもそもの始まりは昨日の午前中。 中学の同級生でこの歌舞伎に出る予定のやつが、仕事の関係で実家に来てたらしく、 ウチのオカンとこんな会話を繰り広げたとか…
オ「今日、ウチのhideが帰ってくるんでー」 友「そうなん?じゃあ、明日の農村歌舞伎、おれが出るから観に来てって言うといて」 オ「わかった、言うとくわ。あの子、そういうのに興味あるから、絶対行くと思うでー」 友「ホンマ?会うんも久しぶりやなー。楽しみにしとくわっ!^^」
…一見ほほえましい会話のように思えますが。
歌舞伎、全然興味ないですからっ!!!
勝手に息子の興味を決めないで欲しい。 いや、決めてもいいんだけど、それを友達に話して約束までしちゃうのはやめて欲しい。
とは言え、約束しちゃったし、中学卒業以来会ってないし、 友達も楽しみにしてくれてるみたいなので行くことにした。
場所は小豆島の中でも田舎の方。 山に囲まれた田園地帯のど真ん中。神社の境内に建てられた舞台。 今日はすごく天気がよくて空が綺麗。周りを囲む山々の新緑も美しい。 ええ天気やなぁ…と適当に車を停めて、人の流れについていく。
たどり着いた神社は、すでに人がかなり集まって来ていた。 …おい、この地区の人間を全部集めてもこんなに人おらんやろ?^^; 舞台の真正面、やや後方に陣取る。頭の中は「歌舞伎を観る」というよりも、当然「歌舞伎を撮る」である。(笑)
…いや、だって何を言ってるのかわかんないし。ストーリーわかんないし。 ただ、動きはおもしろいし(って表現はあってるのか?)、化粧も衣装もきらびやかだし、 やっぱり写真は撮りたいわけで。^^;
最初は真正面後方で、kazuねーさんから借りっぱなしの超望遠がちょうどいい感じ。 でもこの位置だと右斜め前方に太陽があるせいで、ものすごいフレアが出る。 …てことは舞台に向かって右の方に移動していけば言い訳だな。 と、演目が終わるたびに少しずつ右の方へ移動する。
ところで超望遠で引き寄せて撮ってるんだけど、なんせ中学卒業以来13年会ってなくて、しかもあの厚化粧である。 誰が友達なんだか、ぜんっぜんわかりません!! 2人いるはずなんだけどなぁ。。。
と、徐々に移動し、舞台の右袖の真下まで辿り着いた最終演目の紹介で、やっと聞き覚えのある名前が2人。 おお、ここで出るのか!どうやらこの演目の主役らしい。 ちょうどいいポジションが取れてたので、がんばって撮ることにする。
…んが。 この2人が同級生だとわかっていてもどっちがどっちだかわからない僕。 う〜ん…厚化粧のせいだな。きっと。 僕が冷たくて2人の顔を忘れちゃってるわけじゃないよな。
うん。きっとそうだ。
シャッターを切りながら自分に言い聞かせる僕。
でもホント、舞台撮影に慣れてないうえに、歌舞伎自体を観るのも初めてなので、撮影自体がメッチャ難しい。 歌舞伎の呼吸や動きが全然わからないので、どのタイミングで見得を切るのか、外しまくりだった。 (例えば甲子園で撮った時は、野球の動きがある程度読めるので、そこそこ撮ることはできたんだけど) やっぱ何回か観に行って何回か撮ってみないと上手くは撮れないなぁ…
え? いや、別にそんなに歌舞伎を観たいとも思わなかったんですけど。 文化的感覚がなくてスミマセン。。。^^;
ちなみに今、結構ぐったりしてるんだけど、それは慣れない撮影に疲れたわけでもなく、 夏のような日差しに帽子もかぶらず長時間いたからでもなく、 帰ってきてから一族郎党で食事に出かけて、伯母のマシンガントークにやられたからです。
…はぅ。
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