日々あんだら
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ネットカフェに来るたびにこっそり更新しています。hideですこんばんは。 「休止にも関わらず時々覗いてくれている人だけが見ることのできる、一時の安らぎ」がモットーです。 (意味不明)
さて、この週末、僕は東京に来ています。 同期の送別会と、パソコンの保証の件で購入したお店と交渉(パソコン持ってきたから重い…)と 所沢の行きつけのお店で久しぶりな方々と再会して、留学から帰ってきた友達と花を撮りに行くのが主目的。
…どれが主目的やねん。
さて、今日は本日付で会社を辞める同期Aの送別会 in 銀座。 仕事できるやつ・性格いいやつから会社を辞めて行くんですが、うちの会社やばいですか? (仕事もできず性格も悪い僕は最後まで残ってそう。笑)
当然金曜日でお仕事だったので、5時半の終業ベルがなり終わる前にパソコンを落とし、 大荷物(着替えとパソコンとカメラ一式とアルバムいっぱい)を持って会社を飛び出す。 6時半の新幹線に乗って一路東京へ。
東京に着くのは9時過ぎか。2次会から参加やなぁ。 お店の地図は持ってこなかったけど、どうせ店移るやろうから電話すればいいや。
そんなことを考えながら仮眠したり、自分の写真を見て独り言で自画自賛したり。(笑)
そんなのんびりまったりな旅も終わりに近づいた新橋通過の頃、事件は起こった。
携帯電話電池切れ
F○MA、使われへんっ!! なんで1日もたずに電池が切れるねんっ!!(そりゃメールの量がすごいのは認めるけどさ…)
そうD○C○M○に対する不満をひとしきり(頭の中で)ぶちまけた後、東京駅に着いた時にふと思った。
…ボクハイッタイドコエイケバイインデスカ?
そう、同期たちの連絡先は携帯にしか入っていない。 会社の携帯は持っているけど、そっちには今の部署の人とお客の電話番号しか登録してないのだ。 (当たり前だけど)
こうして僕は到着と同時に窮地に立たされた。
とにかく登録している番号で使えそうな人を探す。 あ!部署の先輩Iさんがいた! Iさんは同期Hと同じ大学なので、もしかしたら番号知ってるかもしれない。
まずはIさんの会社の携帯にかけてみる。 「オカケニナッタ電話ハ、タダイマ電源ガ入ッテイナイカ…」 さすがに金曜の夜には切ってるか。
つづいてプライベートの携帯にかけてみる。 …コールはするけど何度かけても電話に出ない。
デート中か。それともフットサルでもやってるのか。。。
次の手を考える。 あ!前の部署の隣の部に、寮の先輩のMさんがいる! 彼なら寮の同期の番号を誰か知ってるかもしれない!!
前の部署にかけてみる。 …5回、10回とコールするが、誰も出ない。 おーい、もしかしてみんなで飲みに行ってる?(汗)
切ろうとした時、やっと繋がった。 「はいもしもし、○○○の○○営業部ですが」 聞いたことのある声。でもうちの部署の人ではない。 あ! 「あ、hide(仮)ですが、もしかしてSさんですか?」 そう、電話に出てくれたのはM先輩と同じ部署のSさんだったのだ。 「すみません、M先輩の携帯番号教えてくださいっ!!」
快く教えてくれたSさんのおかげでM先輩の番号をGET! さっそくかけてみる。
…5回、10回、20回とコールするが電話に出ない。 で、デート中ですか?(泣)
さてさて、次の糸口を考える。あ、前の寮に誰かいるかな? うろ覚えで番号を押す。間違ってたらごめんなさいである。
「はい、○○寮です」 3回とコールせずに寮長が出た。 「あ、hide(仮)ですがっ!!」 ←もういっぱいいっぱい 「ああ、ひさしぶり。元気だった?」 「はい!元気です!!寮長もお元気そうでっ!!!」 かなりの興奮状態。(笑)
「ところで、M先輩はお帰りになってますか?」 「まだだなぁ」 ほかに知ってそうな人を考える。 「G先輩は?」 「彼もまだ」 「僕の同期のTは?」 「まだ」 そっか、冷静に考えたらやつも送別会行ってるわ。(笑)
「うーん…っと、、、あ!!Iはいますか!?」 同期で1・2を争う付き合いの悪い男である。彼ならもしかして… 「ああ、Iくんはいるなぁ。呼んでこようか?」 「お願いしますっっ!!!」 ←ほとんど絶叫状態(笑) 彼が薄情者で助かった!!
…その時はそう思ったのだ。
5分くらい保留音を聞かされた後、やっとIが出てくれた。 ゲームをしてるところを邪魔してしまったらしく、ちょっと不機嫌そうである。 が、余裕のない僕は挨拶もそこそこに切り出した。 「今日な、Aの送別会やんか?」 「そうらしいねー」 「で、かくかくしかじかで連絡取られへんねん。誰か番号教えてくれん?」
すると彼はこう言った。
「ああ…おれさぁ、こないだ電話変えたんだよ。だから誰もわかんない」
番号くらい移しとけっ!!!!
僕の心の中で絶叫が響き渡ったのだった。 …そういえばこいつはこういうやつだった。
ここで本当に手詰まりになりホテルに入ろうかと思っていた僕の(仕事用の)携帯がブルブル震えた。 おおっ!!
見ると一番望みの高そうなM先輩からの着信である! 飛びつくようにして電話に出る。(いや、元々手に持ってたんですけどね)
「おひさしぶりですっ!hideです!!」 「おおぅ、ひさしぶり」 「実はですね、今日Aの送別会で東京に来てまして…」 「なに?お前わざわざそのために東京に来たの?」 「はい!」 ←嘘も方便 「すごいなー」 「でも、自分の携帯が電池切れで連絡が取れなくなっちゃったんですよ。 誰か僕の同期の番号ご存知ないですか?」
くもの糸にすがるような切実さで僕は言った。 永遠のような数秒間の沈黙。
「…すまん、多分誰もわからない」
くもの糸、切れました。(爆死)
しかしMさんはいい人だった。 「ちょっと待て。おれの同期の誰かが知ってるかもしれないから、調べてやるよ」 「ホントですか!?すみません!!」 「ちょっと待ってろ。おれにできるだけのことはやる」
い、いい人だっ!! 散々「顔が濃い」とか「平井堅に似てる」とか「"大きな古時計"歌ってください」とか言ってごめんなさい!!
とりあえずみんながいるであろう有楽町の駅まで移動し、待つこと20分。 平井け…じゃなかった、M先輩から電話が入る。 「はいっ!!hide(仮)です!!」 「…すまん。連絡取れるやつは誰も知らないって」 「…G先輩もですか?」 「やつが一番望みが高そうなんだけど、捕まらないんだよ」 絶望に打ちひしがれる僕。
「今どこ?」 「有楽町です」 「そっかー、おれは今本郷なんだけどさ、今から行こうか?」 「は?」 「せっかく来たのに1人じゃ寂しいだろ」
うわー、ホントいい人。 不覚にも涙ぐんだのを悟られないように、丁重にお断りし、お礼を言って電話を切る。 「おれももうちょっとGと連絡取れないかやってみるよ」
Mさん、ありがとうございます。(T-T)
さて、ちょっと感動したのだが、だからと言って状況が好転したわけでもない。 ホントあきらめてホテルに帰ろうかなぁ。 どうせAは地元の名古屋に帰るんだから、遊びに行くのはすぐだよなぁ。
そう考えてホームまで戻って来た時、ある考えが閃いた。
資材部のT課長がいる!!
T課長はAの元上司で僕の大学の先輩である。 あの人に聞けばもしかしたら番号知ってるかもしれない。 ただ、Aが退職するから快くは思ってないだろうけど…
しかし今そんなことは言っていられない。 まずはいつも一緒に仕事をしている設計部に電話を入れる。(番号覚えてた) よく知ってる若手の人が出たのでお願いする。 「社内電話帳で調達部のT課長の電話番号を教えてもらえませんか!?」 彼は怪訝そうな感じだったが調べてくれた。
次にT課長の部署に電話を入れる。 時刻は10時前。…頼む、まだ仕事しててくれっ!!
「はい、調達部ですが」 「関西支社のhide(仮)ですが、T課長いらっしゃいますか!!」 髪にも、違った、神にも祈る気持ちである。 「はい、少々お待ちください」 やたっ!
「はい、Tですが…」 「ご無沙汰しております、hide(仮)ですっ!」 「おおー、ひさしぶり。大阪はどうや?」 「もう慣れましたよー。やっぱりあっちの方が性に合います」 「そうかー、よかったな。それでどうした?」 「実はですね、Aのことなんですが…」 恐る恐る切り出す僕。
「…Aなら辞めたよ」 ああ、やっぱりちょっとムっとしてる〜。(汗) 「ええ、そうなんですよ。それでですね、今日Aの送別会で今東京まで来てるんですが…」 「へ…?お前今東京にいるの!?」 「はい」 「それだけのために来たのか!?」 「はい!」 ←嘘も方便第二弾 T課長の雰囲気が変わった。いける!!
「でも実は携帯の電池が切れてしまいまして、連絡取れないんですよ…」 「わかった!ちょっと待ってろ!!」 基本的にT課長は熱い人である。 送別会のためだけに(笑)わざわざ出てきた僕にいたく感動したらしい。
快く教えていただきました。(笑)
こうして1時間にも及ぶ紆余曲折の結果、僕は無事にみんなと合流できたのでした。 めでたしめでたし。
え?送別会の様子? たどり着くのにぐったりして、ローテンションだったとだけ言っておきます。(笑)
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