日々あんだら
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2004年09月28日(火) 広角狂

最近、勘違いしてる人がいるらしい。
誰だ?「『underline』ってオフ会サイトだよね?」って言った三重県人は。(笑)


underlineは写真とカメラのサイトです。


ということで今日は久々にカメラ(というかレンズ)のお話である。



ことの始まりは昨年の11月1日にさかのぼる。
この日、僕は中野のF店で偶然格安のMC FISH-EYE ROKKOR 16mmF2.8を発見し、
その日は辛うじて買わなかったものの、結局2日後の11月3日に購入してしまったのである。

そして魚眼でしか味わえない世界にどっぷりはまった僕は、
多い時には36枚撮りフィルムのうち20枚くらい魚眼で撮ってしまうほどになってしまった。


そうなると、ある副作用が出てきたのである。

広角が狭い。


いや、これは冗談ではなくて。(笑)
魚眼によって自分の中の距離感が広角側に偏ってしまったため、
28mmか35mmが標準、50mmだともう中望遠、くらいの感覚になってしまったのだ。
(今年の正月、実家に帰省する時に持って帰ったのは16mmFISH-EYE、24mm、35mmだった。)

そうすると、である。
28mmが標準、などと言っていると、困ったことがおきるのだ。

じゃあ広角レンズはどうするの?

ということである。
今度は歪まない「広角」が欲しくなったのだ。
"MC W.ROKKOR17mmF4"もしくは"MD W.ROKKOR20mmF2.8"。
そう、一般的に言うところの「超広角」である。


「ミノルタの主なマニュアルレンズならほとんど使い尽くした男」カミュさんのアドバイスで
MD W.ROKKOR20mmF2.8に狙いを絞った僕は足繁く中古屋に通うようになる。
カメラ市にもカミュさんと一緒に行った。
ヤフオクもマメにチェックして、携帯のパケ代がえらいことになった。

しかし、この玉は極端に中古流通量が少なく、またあっても高いのである。
一応の僕の予算は4万円。しかしたまに見つけてもこの金額で僕のチェックに合格する玉はなく、
手に入れられないまま月日は流れた。



そんなある日、すでに大阪に引っ越して来ていた僕の元にカミュさんからメールが届いた。
ミノルタMFシステムを全部手放すことにしたのだが、20mmを買わないか、という。
「ミノルタを愛するhideさんに使って欲しい」とまで言われれば今月が赤字確定であっても引き下がるわけにはいかない。
しかも憧れ続けていた玉が美品で格安なのである。

そっこーで飛びついた。(笑)


そして土曜日。
カミュさんたちと合流した僕は取るものもとりあえず、20mmを譲ってもらう。
うおーっ、まさかこのレンズが僕の手元にくるなんてっ!!


このレンズ、去年の年末にカミュさんがネットオークションで競り落としたものなのだが、
実はカミュさんと知り合う前の僕もそのオークションに参加していて、負けたのである。(笑)
まさかこのレンズが僕の手元に来るなんてっ!!(2回目)
しかもかっこいいフードまで付いてである。(T-T)←感涙


さっそくボディーだけ持って行っていたSR505に装着し、撮る。撮る。撮る。
さすがに画面の端に人の顔が来たら歪んでいるのがわかるが、
そうでなければ全然気にならない。
そして圧倒的に広い画角。もちろん魚眼よりは狭いけれど目で見るよりも広い感覚である。

逆光にも強い。
比較的新しい時代のレンズのためか(といっても27年前のレンズだけど)、9群10枚のレンズ構成の割にはそんなにフレアやゴーストが目立たない。
斜めから光が入って来た時には派手に出るけど、ほとんどの場合では気にならない程度である。
このへん、MC時代(35年前)の僕の魚眼とは比べ物にならない。


そらメインで使うつもりで持って行ってたα-7なんかカメラバッグに入りっぱなしっちゅうもんである。
レンズを覗きながら「うおー!」と叫び、ユリさんに「覗いてみ、覗いてみ」と強要するっちゅうもんである。
モモさんに貸そうとしたら「撮ったら欲しくなるからいい」と断られてしまった。(笑)



「28mmが標準」とか言ってた時代から、しばらく意識して45mmや50mmばかりを使って感覚を正常に戻したのだが…
またしばらく広角狂いな日々が続きそうである。
いつか「35mmって狭いよね」とか言ってたら指差して笑ってください。^^;





PS.今回のTOPはこの20mmで撮ったもの。
  「自分の写真をTOPで使え!」と強要する人がたくさんいたので、
  角が立たないように誰も写ってないのを使ってみたり。(笑)


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