日々あんだら
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2004年09月17日(金) 見るに見かねた



ウチの課長が炊飯ジャーを買ってくれました。
これでお鍋でご飯な生活にサヨナラです。^^



前々から窮状は訴えてたわけですよ。
「お鍋でご飯炊いてるんですよー」とか「肉抜きの肉じゃが作りました」とか。
もちろんネタでね。

で、課長から「炊飯ジャーくらいおれが買ったるわ」って言われて「お願いしますー」って言ってたわけで。
もちろんネタでね。


さて今日も仕事が終わり、出張帰りで疲れてるから早く帰ってご飯を食べようと思っていた午後5時35分。

課「hideくん(仮)、今日暇かー?」
僕「暇ですけど」
課「炊飯ジャー買いに行くか?」
僕「あれ、ホンマやったんですかー!」

そんなやりとりで梅田の○ドバシに買いに行くことに。
最近、つまらない見栄は捨てて、人の好意は素直に受け取ることにしてるのだ。
…っていうか、見栄張ってちゃ生き延びられませんから。(汗)


2人で地下鉄御堂筋線のホームに。
この路線は大阪でも有数の痴漢多発路線として有名である。僕の友人でも被害にあった子が何人か。
で、今まで平日朝の通勤時のみ女性専用だった6両目が終日女性専用に。

その6両目と5両目の境目あたりのホームに立って電車を待ちながら課長と話してたわけだけど…
あかん、このおっさん、全然足元見てへん。
このままほっといたら半々の確率で女性専用車両に入るな。
いざとなったら袖をひっぱって5両目に連れて行こう。

そんな僕の心を知ってか知らずか(いや、知らんかったやろうけど)課長は無事5両目に乗り込んだのでした。


僕らが立ったのは6両目との連結部分の近く。
そういえば女性専用車両の隣に乗るのも初めてかも。
どんな感じなんやろ?と(純粋な)知的好奇心から向こうをちらちら覗く。

うわー、女性ばっかやん!!(当り前)
つり革の、普通なら広告が書かれているところまでピンク色。
車両の外側も違う色に塗り分けてるし、これに間違って入る男はいてへんやろうなぁ…


いてへん…

…よね、普通。(汗)


なんか、周りより頭一つ大きい人がいますけど。
髪、短いですけど。耳出てるし。
そして髭が。

…っておい!!
男がいるっ! ( ̄□ ̄;)!!


こんなおいしいネタをほおっておくはずがない。
「あっち!女性専用車両に男います!!」

そこからは課長と2人で大観察会。否、周りの乗客も僕らの声に向こうを見る。

「メッチャ浮いてんなー」
「あれ、本人気付いてないんですかね?」
「本読むのに没頭してんな。気付いてたら平気でいられへんやろ」
「でもおばちゃんあたりが言いそうですけどね。『兄ちゃん、ここ女性専用やでー』とかって」
「あかんなぁ、周り若い子ばっかりや」
「やっぱよう言いませんか」

そうこうするうちに次の駅へ。
「…まだ気付かへんなぁ」
「もしかして出張者かなんかで女性専用車両の存在自体知らないんじゃないですかね?」
「にしても、そろそろ異様な雰囲気に気付くやろ?」
「僕やったら2分も耐えられませんわ」

とその時、彼がキョロキョロし始めた。
おおっ…
ハモる僕と課長。が…

「あかん、また読書始めたわ」
「僕ぐらいの身長ならともかく、あれだけ大きかったら周りに女性しかいないの見えるでしょうにねー」

とうとう僕らの降りる梅田に着いた。
と、彼も動く。

「降りますよ!」
「おっ…」
「これで違う車両に乗り込んだりしたら…」
「やな。(笑)」

期待に胸を膨らませつつ彼の姿を目で追う2人。
彼は降り口から一番近い階段の横を通り抜ける。
ええーっと…

「課長、○ドバシは前の階段からの方が便利です」
「そうやな」

満場一致で前の階段へ向かう。
その目の前で彼は…




何事もなかったかのような足取りで階段を上って行ったのだった。


「あかん…」
「あれは最後まで気付いてませんねぇ…」


こうして今日の大追跡は終りました。
明日から5両目の連結部分に乗るのが日課になりそうです。(笑)



しかしこれで、なにがなんでも自炊を続けないといけなくなったなぁ…
自炊やめたらなんて言われるかわからへん。^^;


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