日々あんだら
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MD ROKKOR-X 45mmF2 + Kodak Gold100
…と言っても「レンズとフィルムの相性がどうたらこうたら…」という話ではない。 ただ単にレンズの話をフィルムの話だけである。(;^_^A
今日、先日海に行った時の写真のスキャンを始めたんだけど、思いの他45mmで撮った写真が多い。 一時期魚眼の使いすぎで広角中毒になり「28mmが標準くらいに感じる」とか言ってた時期もあるんだけど、 しばらく魚眼を貸し出してリハビリ代わりに標準レンズばかり使ってるうちに感覚が元に戻ったらしい。(笑) やっぱり標準レンズは標準レンズである。なんだかんだ言って使いやすい。 離れれば広角的な使い方もできるし、寄れば望遠的な表現もできる。 (もちろん広角レンズや望遠レンズでしかできない表現というものはあるんだけど)
僕はロッコールの標準域レンズを何本か持っているんだけど、 その中で一番使い込んでるのがこのMD ROKKOR 45mmF2だ。 例えばカメラを持たずに目を閉じて、写真を撮ることを想像する。 フィルムを巻き上げて絞りとシャッタースピードを決め、ファインダーを覗いてピントを合わせ、シャッターを押す。 その時イメージしているカメラはSRT101であり、レンズはこのMD-R45mmF2である。
このレンズの特徴は、ピントの合ったところのシャープさと線の細さだ。 線が細く、なだらかにボケていく。 例えばMC-R55mmF1.7なんかだと、ピントの合ったところの線が太い。 そしてピントの合っているところとボケとの境界が急激で、いきなりボワンっとボケる。 それはそれで使い方によっておもしろい表現ができて好きなんだけど、 単純に個人的な好みだけを言ってしまえばこの45mmの剃刀のような描写の方が好きなんだと思う。
では悪いところはないのかと言うと、結構あったりする。 まずボケが汚い。ちょっと絞ればそうでもないけど、絞り開放では結構乱れる。 多分販売当時は廉価版のレンズだったんだと思うけど、絞り羽根が5枚しかない。 操作感覚も正直安っぽい。 で、一番不便を感じるのは60cmまでしか寄れないことである。 (ちなみにnMD50mmF1.4は45cmまで寄れる)
でもまあ、やっぱり持って行くとこのレンズばかり使ってしまうhideでした。 今回も撮ってる時にはそんなに意識してなかったんだけど、現像してビックリしました。^^;
で、レンズのことをこれだけ熱く語っておいてなんなんだが、フィルムの違いは全然わからなかったりする。 いや、前から薄々とは感じていたんだけど、こないだそれがハッキリした。
奮発してフジフィルムのREARA ACE(1本500円くらい)を買ってみたのだ。しかも5本。 で、大阪に行った時に桜ノ宮で使ってみたんだけど… いつも使ってるコダックGold100(1本200円くらい)との違いが全然わからん。(;^_^A 比較しようと思ってREARAを使い終わった後に、いつものGoldを入れたんです。 で、「仕上がりがどれくらい違うのかな〜。ワクワク」と上がってきた写真を見てみたんだけど… あれ?どっちがREARAだったっけ???って。 今後もGoldを使います。。。
ちなみにポジはコダックのEB3(DAYNA HG)を使ってるんだけど、何故フジでなくてコダックかというと… これまたフジのセンシアと区別が付かなかっただけである。^^; で、いつも現像に出しているお店だと、フジの現像料よりコダックの現像料の方が50円くらい安いのだ。(笑) 昨日行った日光では、いつものEB3だけでなくてプロ用のE100Gも使ってみた。 これで違いがわからなかった時には…しばらくEB3の独裁政権が築かれそうな感じである。
唯一(?)違いがわかるのはモノクロフィルム。 フジのACROSとコダックのPlus-XとだったらACROSの方が粒が細かいし、 PRESTとTri-Xとを比べれば、PRESTが軟らかすぎるのとTri-Xの方が粒が粗いものの揃っている気がする。 ということで、僕の中ではコダックの牙城で孤軍奮闘するACROS、という図式なのでした。
…え?T-MAX? 粒は細かいし揃い方も綺麗だったけど、現像代が他のモノクロの倍もするから使いません。 現像代が倍かかってもそれ以上の違いがあるのなら使うけど…正直そこまでの差があるとは思えないし。
あ、今度コニカミノルタのフィルム使ってみよう。
以上、どうでもいい話でした。 あ、もちろん今日書いたのは思いっきり僕の主観による感想です。 他の方が使えば違う感想になるかもしれません。その点はご了解ください♪
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