2006年04月27日(木) |
甦る記憶の中の出来事 |
昨日父の元へ一冊の本が送られてきた。 「甦る記憶の中の出来事」 いわゆる自分史の本だ。 送り主(=作者)は父の幼馴染(親友)の方の奥さん。 ダンナさんは2年前に亡くなられて今は一人でお住まいだとか。
私自身も何度かお会いしてよく知ってる方だけど 読んでみてはじめて判るその方の歴史。
確かに戦前生まれの方は医療や福祉が今のように整っていないし子供が多いとか生活が苦しいとか…苦労をされて育っておられた方が多いけど・・・ この方・・・これでもか!っていうぐらい酷い苦労をされていらしゃるのを初めて知った。
ある意味自分の隠しておきたい過去を赤裸々に書くには勇気が要る気がする。が・・・亡くなった私の母や自分のダンナさんにも読んで欲しかった!ってお手紙が添えてあった。 苦労話もある程度その方の中では済んだ事に昇華されてるのだろうか。 現在の生活にシアワセを感じておられてるから・・・書かれたのだろうか? きっとそうなんだろう〜
初めて読んだ私や父の方が結構ショックだったけど(特に生い立ち) 明るい笑顔の後ろには見せれなかった過去があるのだなぁ〜 ってつくづく思った。
父に「お父さんも自分史を書いてみる? 今なら簡単に製本キットみたいなのもあるよ〜」 って言ったら・・・そんな気は無いって言ってた。
確かにこういう本を読むと、私も父も平穏な人生で…なにかを残すほどの強烈な出来事も記憶も無いなぁ〜〜って結論に達する。 母なら書けそうだねぇ〜生きてたら書いたかも!?とは思うが・・・
私なんか…そもそも、記憶の断片をつなぎ合わせて文章に出来るか?? って不安がよぎるし・・・ でも書くならば、ボケちゃわないうちに書いておかねば(笑)
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