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2003年03月27日(木) 書いて泣いて |
少しでも傷ついたものは、欲しくなんてないの まとわりつく邪魔なのが付着しているものも、欲しくなんてないの いつだってまっさらなのがいいの 気まずい沈黙でさえ楽しめるような軽さがいいの 愛されるのは好き 「今のそれをもう1つください」と言うほどに好き やっぱり、誰も真っ向から信じることはできない 誰かが病んでようと健やかだろうと、心配はする、けれど、結局その人自身のことであってあたしには関係のないこと 死を選んでも別に構わない 役回りから逃げたことに憤りを感じるだけ 生身の人間には薄っぺらな好きしか持てないし、受け入れられない ふいに触られたとき、相手の体温に吐き気をもよおすことなんて、常々 もよおさなくても、その温かさにどこか安心をしながらざわざわと気配を窺がう 理由はとっくに解かっている 自分以外も生きてるって、人間だって、認めていない だから、相手のその体温が感情が、気持ち悪くて仕方がないのだ あたしは全然進んでいない 育っていない 相手も自分も人間であると認め一歩二歩三歩踏み出した人たちを眺めてはいても、自分の足元を見ることができないでいる これも個性のうち、それは違うだろう 認識してはいる そのうえで、立ち向かうチャンスを自分で捨てては、そういうことも現実よね、なんて見当違いのことを呟いて別方向なんて見やる 「病めるときも健やかなるときもあたしにとって強大なあなた、大好きですが別れましょう」 後悔をする言葉を伝える権利はないのかもしれない この感情が邪魔で気持ち悪いとしか思えない、だから早く捨ててしまいたい このあたしの歪みなどとはもう言えない欠落は、どうやったら直るのだろう 人間が気持ち悪い この欠落は、どうやったら埋まって、どうしたら皆に追いつくのだろう 本のページをめくり、ブラウン管の画像を追い、20年近く、ずっと理解できないでいる みんな、人形だといい みんなみんな、つるつるとした表面で満足をしていて、からんがらんの人形だと嬉しい |
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