甘えた関係

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2002年04月17日(水)
ブランク・アップ

真剣なハナシになればなるほど、ふざけた口調になってしまうクセがある。
特訓をしたから、意識すれば、真面目な口調で応対することはできるのだけれど、唐突にハナシが始まると、へらへら笑ったり、わざとそっけないふうにしたり、真面目な人間が一番格好いいということをあたしはもう知っているのに、まるでそういう態度をとるのが格好いいとでも思い込んでいるように、シニカルぶった態度をとってしまう。
真剣なハナシをするのがくすぐったい、または、ジョークなのではないかと疑っている、というワケではない。
戸惑ってしまう。
相手の、いつもと違う口調と、その場の雰囲気に。
戸惑って、逃げてしまう。
逃げるときに、砂煙をたてる作用を期待して、ついふざけた口調になってしまう。
とても悪いクセ。
前付き合っていた人と別れるときには相手は泣いているのにあたしは泣きもしないで笑って「バイバイ」したし、高校のときの親友に悲痛なカオで『謝って』と言われたときには「なんで?」と笑った。
そのあたしの態度は、相手との「これまで」への裏切り行為そのものだから、相手をひどく傷つける。
前者は、あたしのそのカオを見つめて『今までなんだったの?』と涙を止めて去っていったし、後者は、『サイテー』と頬を叩かれ毎日のように電話をしていたのにそれから卒業まで一言も口をきかず今でも絶交状態になった。

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