ピコとチロの部屋
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テキスト餡
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2009年05月17日(日) |
相方を亡くしての妻には・・・ |
A子からは時折、こんなにして電話があります。
でも、今回は悲しいお話でした。ご主人さんが亡くなりました。
「あのね、親を亡くすのと、相方が亡くなるのとは、全然違うから・・」
そう言って、私の主人の年齢を尋ねられました。
「若くて、良いね〜」
と言いました。
彼女は、お互いが、子連れで再婚されてたので、ご苦労があったようです。
葬儀後、ご主人さんの二人の娘さんから印鑑をもらえず、
”預金がおろせない”と、困り果てた・・が最初でした。
一人の娘さんが、印鑑をついてくれた事で、
銀行が、了解してくれて、解決!
葬儀から葬儀後のいろいろを、話してくれました。
A子は誰かに聞いてもらえる・・で、”自分自身の感情”を
おさえられてるのでしょう。
そこには、書けそうもないつらい話もありました。
「あのね、姉が三人いたのを知ってるでしょう?」
三人のお姉さんの事は、会った事がないのに、私の中で
『B子、C子、D子、』と、一人一人が、浮かんでいます。
A子が余りにも、上手に、”個人情報”を話してたからです。
葬儀が終えて、A子は『20万円』を手にしたようです。
「B子がね、大変だろうからと封筒に入れた10万円をくれて・・
そしたら、C子もそっと10万円を、でもねC子は輪ゴムで止めてたの。
でも笑えるでしょう!B子とC子はきっと相談はしないで、お互いが
お金を私にくれたと思うから・・」
「いいお姉さんだね。A子の事を、心配してくれたんだね」
一人一人が、そっと妹にお金を手渡すなんて・・
姉が妹を思う気持ちに感激していました。
”D子は駄目!けちだから・・”A子はそう言って、ケラケラと笑いました。
年金は少ないけど”家を残してくれたから”
「良かったね」と私
年老いて、住む処がないほど、悲しい事はありません。
”住める場所”さえあれば、人間って、生きていけます。
生涯、働けると考えてたら、大きな間違いです。
その時”アパート代とは”考えたくない支払い先”です。
A子に残された『住』が、どんなに重要なものでしょうか。
『衣食住』とは『衣』は我慢できますから、『食』さえあれば・・です。
A子は言いました。
「少しの畑があるから、野菜作りをするわ!そしてまず、職安に行くわ!」
そして、彼女の笑いが聞けました。
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