| 2026年10月28日(水) |
野球選手が流出する貧しい日本 |
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4年間で3度のリーグ優勝の立役者である阪神の佐藤輝明がアメリカ大リーグに挑戦することになった。これからも阪神に残ってチームに貢献してくれる方が嬉しいわけだが、本人の夢も叶えてあげたい。そういうわけで阪神ファンの多くはその挑戦を支持しているわけだが、それにしてもどうしてみんなアメリカ大リーグを目指すのだろうか。
もしも日本の方がはるかにゼニが稼げるならばわざわざレベルの高いアメリカに行かなくてもいいわけである。大谷翔平が10年で1000億円とかいうことを聞くと、とうてい日本では達成できない金額だけにアメリカとの経済格差を感じてしまうわけだが、そんな大金をいったいどう使うのだろうか。
いい選手がどんどんアメリカに去ってしまうと日本の野球のレベルが下がることになる。セリーグは巨人の岡本和真、ヤクルトの村上宗�呂裡何佑�アメリカに行ったことで佐藤輝明にはホームラン王を競うライバルが不在だったことは事実である。そして来年はその佐藤輝明もアメリカに行くわけで、そうして主力級のリーグを支える選手が抜けてしまうことが果たしていいことなんだろうか。このままではセリーグでは年間ホームラン30本以上を打てる選手がいなくなり、最多本塁打王争いは20本くらいになるという情けないことになるんじゃないか。そんなの面白くないのである。
昔は大勢居た3割打者もめっきり減った。これは投手のレベルが上がったからだと言われてるが、確かにそうかも知れない。3割台後半の打率なんてほぼあり得ないし、3割打者がいないような状況も今後起きるだろう。これは野球のレベルが下がったことなのか、それとも上がったことなのだろうか。オレにはよくわからないのである。
昔の選手と今の選手、同時に競い合うことはできないわけで、もしも全盛期の江夏豊が現代に投げていれば簡単に打ち込まれたのかも知れないし、逆にあり得ないような記録を達成できたのかも知れない。
昔と今とで大きく変わったことというのは投手の登板間隔だろうか。昔は連投が当たり前だったし、完投した翌日も投げたりした。今は先発投手は週に1回投げればいいだけである。そうして選手寿命を延ばせるので、40歳を超えても投げることが出来たりする。
ただ、打者の方ももっと工夫が出来ると思うのである。たとえば足が速くてしょっちゅう3塁側にセイフティーバントを仕掛けるような好打者がいれば3塁手は浅く守るしかなく、そうなると左打者は流し打ちしてヒットを稼ぐこともできる。阪神の近本光司にはぜひともそういう攻めをして欲しいと思うのだが、近本は右に引っ張った強烈な打球でホームランもかっ飛ばしてくれるので何がいいかわからないのである。
高校生の中には日本のプロ野球をすっ飛ばして直接アメリカに挑戦する若者も増えているという。日本よりもはるかにいい条件で野球が出来るからである。そんな状況下でどうすればいい選手を獲得できるのか。
そうなると日本よりも貧しいとされる国で選手を育成して日本に連れてくるしかないのだろうか。人口の多い中国にはきっとすごい素質を持った選手が眠ってるような気がするし、インドネシアとかタイにも野球が広まれば可能性はある。ケニアから足の速い選手を連れてくるとか、運動能力の高い少年を育成する道はいくらでもあると思うのである。
大相撲はモンゴル出身力士無しでは存続できなかった。野球もいずれそうした出稼ぎ外国人に支えられるようになるのだろうか。その頃にはオレはもう生きてはいないような気がするのだが。
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