2024年08月03日(土) |
日本はいつ住めない国になるのか? |
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暑い。本当に暑い。とにかく暑い。冷房の効いた室内にいるから生きていられるわけで、屋外はもはや人が存在できる環境ではない。こんな暑さの中でナイター観戦するのは無理だからオレはいつもリビングのテレビで、アイスを食べたり冷えたビールを飲んだりしながら観戦している。昔、息子を阪神ファンにするために甲子園に連れて行ったのが嘘のようである。
大学サイクリング部の頃も夏にツアーやラリーがあって、自転車で長時間炎天下を走ることがあった。しかし、風が心地よく吹き抜けるのでそれなりに走ってる時は涼しかったし、今のように耐えられないなんてことはなかった。大学サイクリング部間の交流団体である「西サ連」はいつまで存続したのだろうか。そのOBの一人として、もしも今の暑さの中であの頃のようなラリーを開催すればそれこそ熱中症で死者が出るだろうと思うのである。
冷房がないと夏は生存できないという時点で、人類はもう地球環境を完全に壊してしまったのではないだろうか。本来、生物は県境に適応してこそ暮らしているわけで、環境に合わない場合はその土地での生活を諦めて移動するか、その場所にとどまって絶滅することになる。もしも戦争などで日本国内の電気供給が完全に停止した場合、熱中症でたいへんな数の死者が出ることとなるだろう。発電所が攻撃されて停電すればその時点で戦争は終わりである。
南米では赤道直下の暑い場所ではなく、快適な気温になる高地で人々は生活することを選んだ。アフリカでは高い山がなかったために人々は平地で暮らすことになり、暑さに適応した生活様式を手に入れた。赤道直下の国であるインドネシアやケニアなどは地球温暖化の影響は現在どの程度あるのだろうか。
冷房さえあれば、日本はまだ住める国である。逆に言えば冷房がないと日本は居住不可能であるということだ。この夏の暑さに対して、何らかの対策を政府は立てるべきだと思っている。気候のコントロールや、都市の緑化など少しでも快適に暮らせるような工夫は必要である。そんなもの、焼け石に水なのかも知れないが。
都市計画を工夫すれば街は少しでも涼しくできる。コンクリートやアスファルトに覆われた街を少しでも緑の街に変えればいいのである。そうした工夫が決定的に欠けているのが日本の都市計画ではないのか。みんなが冷房を使用することによる室外機の排熱からの熱が都市の温暖化に一役買ってることは間違いないわけで、どうやって街全体を冷やすのかということを本気で考えないといけないのである。
「涼しくて過ごしやすい街作り」
これをコンセプトにした街がどこかに出現することをオレは願っている。熊谷のように暑さを売りにするなんてもってのほかである。
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