2023年11月01日(水) |
デマ発信会社と自民党 |
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ツイッター(現在のX)の匿名アカウントで、しつこく野党批判を繰り返し、「森友学園で自殺した赤木さんを追い込んだのは野党」などというデマを流し続けたDappiを運営していたWEB関連会社を、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員ら2人が訴えた民事訴訟で、東京地裁は10月16日、このウェブ関連会社に損害賠償を命じる判決を言い渡した。
このデマ発信会社と自民党の間には取引があり。議員個人も何人かがこのDappiと取引関係にあったことが判明している。また大阪腐知事の吉村は、たびたびこのデマアカウントであるDappiを引用したツイートを行っており、デマの拡散に積極的に関与してた。
本来ならこのような問題は、自民党がフェイクニュースを拡散することで野党を攻撃する道具にしていたわけで、また多くの人々がそのフェイクニュースを信じて野党批判を拡散していたわけで、内閣総辞職してもおかしくないほどのスキャンダルである。しかしなぜか日本ではマスコミはこのニュースを報道せず、ツイッターをしていない人は全く知らないのである。もちろん新聞でも大きく取り上げられることはなかった。自民党がクソみたいな卑怯なことをしていたという事実はほとんど国民に知らされてないのである。
このような事実が明らかになればアメリカなら大統領が辞任しただろうし、メディアがまともに機能している国なら徹底的に批判の論陣を張っただろう。しかし日本ではプーチンのロシアや習近平の中国と同じくマスコミは腰が引けていたのである。安倍晋三によって破壊された政治家のモラルは、「政治家が悪いことをしてもマスコミが忖度して報道しない」という現実の前にとことん崩壊したのである。法律違反を平気で行う議員がどれほど多いことか。そんなクズどもが支配しているのが今の国会である。
大阪にもこのDappiのような組織があって、ネットでせっせとデマを流し、反維新発言をするオレのような人にしつこく絡み、あげくには実生活へのテロをほのめかせるクソみたいな連中がいる。維新の会がそいつらにどれだけの報酬を支払っているのかわからないが、Dappi的な手法を真似ているようで実はその手法を始めたのが維新関係者であるという可能性もある。
Dappiと自民党の関係を明らかにして、自民党がネットでのデマ拡散という犯罪行為を党の政治資金(その原資は政党助成金)を使ってやっていたという事実が明らかになれば、もはや自民党は統一教会の次に解散すべき対象である。組織的に犯罪行為を行っているわけだからもはや政党ではなく反社だろう。そして本来これは刑事事件として扱われなければならないのに、東京地検は全く動かず、結果として民事訴訟の対象となっているのである。オレは自民党がDappiを使ってやったことは国民に対する重大な裏切り行為であり、自民党を解散させるに値する不祥事だと思っている。安倍晋三がすで死んでる今、本当なら岸田総理が逮捕されて責任を問われるべき事件である。実刑判決が相当だろう。
オレは政治家というのは犯罪からもっとも遠いところにいなければならない存在だと思っている。戦後の混乱期に闇米を買うのを拒否して栄養失調で死んだ裁判官のように、社会がどれほど腐敗しても高遠な理想を掲げるのが政治家の責務であり、そのような人間こそが国家のトップに立つべきだと思うのだ。今の自民党にそういう人が居るだろうか。
国民が馬鹿なのは事実だ。安倍晋三みたいなゲス野郎を信奉する人が居て、統一教会が日本会議や勝共連合の背後にいたのにそれらの政治組織が「愛国」であると未だに信じていて、自民維新公明というカルト政党が国会の多数派を占めている状況は衆愚政治以外の何ものでもない。オレのようなまともな教養やモラルのある人間は少数派で、国民の大多数は何にも考えてないし理解しようとしない馬鹿である。
多数派の国民が真実を見抜けない程度に馬鹿だからこそ、Dappiは存在意義があったのである。まともな人が多数派なら、そうしたデマアカウントは一顧だにされず黙殺されただろう。
オレは小学校、中学校に必要なのは金融教育ではなく政治への関心だと思っている。きちんと日本の近代史を教え込み、いかに自民党政治がクソだったかという事実を正しく伝えないといけない。それが教育者の使命であるとオレは痛感している。
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