2023年10月20日(金) |
秋田クマ注意報! |
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今、秋田県が危険なのである。市街地にまで熊が出没して大変なことになっているのだ。10月19日には北秋田市鷹巣で5人が相次いでクマに襲われた。バス停でバスを待つ女子高生が熊に腕をかまれるなどの想像を絶することが起きているのである。これでは子どもの通学の安全も確保できない。もはや秋田県では熊緊急事態宣言をして、小学校中学校を休校にするしかないのである。
熊は決して人間と友好関係を結べる動物ではないと思う。「クマのプーさん」とか「パディントン」の熊はかわいいが、実際は凶暴そのもので絶対に遭遇したくない相手であるとオレは思っている。ドライブ中に出くわしたら全速力で逃げるだろう。
幸いオレの居住する大阪府には熊はいない。紀伊半島ではほぼ絶滅状態だと聞いたことがある。いるとしても大台ヶ原とかごく限られた地域だろう。近畿地方で熊の襲撃を恐れないと行けないのは京都府北部とかだろうか。大学時代に京都の北山をよく自転車で走ったが、熊捕獲用の檻が設置されているのを見たことがある。
北海道を旅行すると運が良い旅行者はヒグマを遠くから見かけることができるという。知床半島の遊覧船に乗れば、船から眺められるとかいうことである。しかし実際に遭遇すればスマホで撮影どころか必死で逃げるしかないだろう。大学生の頃にけっこう北海道の林道を自転車で走ったが、今から考えるとかなり危険な行為だったような気がする。北海道で林道を走るという行為は熊に遭遇しても仕方ないわけで、今思うと運良く出会わなかっただけのことである。
秋田県にはオレのブログ記事の読者の方もいて、熊出没という話を聞いたら心配になる。今回報道されている北秋田市鷹巣というのがどの程度の田舎なのかオレにはわからないが、地元の方ならかなり危機意識を持たれていると思う。定年退職後にのんびりと山歩きをしたいと思っても、それが熊とのお散歩になると危険すぎる。
ただ、このような状況に陥った原因には人間の活動が熊の生息域を狭めてしまったということがある。TV番組では山奥のポツンと一軒家がもてはやされるが、そこは本来熊や鹿の生息域ではないのかとオレは思うのである。
人間に遭遇した熊はどうすればおとなしく帰って行くのか。突然遭遇したときに人はどうすべきなのか。熊がびっくりして逃げるような携帯型のグッズはないのか。そういうことをオレはあれこれ思うのである。もっとも遭遇が本当に出会い頭であり、一瞬の余裕もないとしたらどうしようもないのだが。
上手く共存する方法を見つけて、人にも熊にもこれ以上の被害が出ないことをオレは祈っている。見つかった熊が射殺されるのは不幸でしかないと思うからだ。
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