2022年12月10日(土) |
ネトウヨはどうしたんだ? |
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最近のネトウヨたちはどうしたんだろうか。彼らが信奉していた安倍晋三が実は売国奴であり、統一教会の広告塔であったことが世間に知れ渡った今。彼らがその事実をどのように受け止めたのかオレはずっと気になっているのである。
ネトウヨたちのアイドルだった杉田水脈の差別発言も問題視され、杉田水脈は謝罪に追い込まれた。かつては傲慢に振る舞っていたネトウヨたちもどんどん肩身が狭くなったように見えるのだが、実際の所はどうなのだろうか。
杉田水脈を熱烈に支持してる人がいなくなったわけではない。探せばまだまだ「杉田水脈の発言は正しい」と堂々と言ってる人はいる。ネトウヨたちは相も変わらず「太平洋戦争は植民地解放のため正義の戦いだった」とか、「南京虐殺はなかった」と堂々と発言している。アジアの各国が次々と独立したのは単なる結果であり、日本は欧米の植民地をそのまま自国が奪い取って支配したかっただけである。皇軍兵士が正義の軍隊であったという神話をオレは信じない。
戦局が劣勢になると在留邦人を置き去りにして真っ先に軍司令部が逃げるのは、満州でもビルマでも起きたことであり、その卑怯さや姑息さ、責任転嫁や無能さというのはある意味旧日本軍の本質なのだ。そういう軍隊が占領地で常に軍規を守って正しく行動していたとオレは信じられない。
戦争には大きな犠牲が伴う。そして「死ね」と命令する者は常に絶対的に安全なところにいる。それはプーチンも習近平も、そしてもしかしたらゼレンスキーもそうなのかも知れない。国家防衛のための死、誰かの命を守るための死というのは常にもっとも崇高な行為であると思われる。「自己犠牲」というのは常に美しく描かれる。それは『鬼滅の刃』のような最近のアニメでも顕著である。
ロシアのウクライナ侵攻に対して西側諸国は全面的にウクライナに軍事支援を行った。そうして送られた武器や兵器は、貧弱な補給の中で戦う多くのロシア兵を殺すことにつながった。攻めてきたロシア兵は殺されてもいいのか。国家防衛のためならロシア兵をいくら殺してもいいのか。
オレはロシアの侵略も、そしてウクライナ軍によるロシア兵の虐殺もどちらも支持しない。そこで行われている戦争によって一番得をしているのは武器産業である。日本は防衛費を拡大することを発表し、NATO諸国は実にGDPの2%まで軍需産業に貢がされているのだ。どうしてここで「すべての戦争に反対する」という声明を日本政府は出せないのか。
軍備拡張も改憲も、すべて統一教会の方針に従った結果だという。自民党は壺政党であることをやめる気はなさそうだし、「被害者救済法案」はいつのまにか「統一教会救済法案」にすり替わっていた。その本質に気がついた共産党とれいわ新選組はこの陳腐な中味に反対したが、自民公明維新国民立憲の賛成によってこの「統一教会救済法案」は可決された。これで統一教会問題は幕引きということになったのである。ネトウヨたちもホッとしていることだろう。自分たちを裏で操っていたのがこの壺勢力だったという事実をしばらくの間忘れることができるからだ。
もしもネトウヨというのが真の愛国者ならば、今こそれいわ新選組を支持し、対米追従外交から脱却して真の平和国家建設のために行動を起こすだろう。しかし彼らの多くはDappiのネット工作に騙されただけの洗脳されやすい馬鹿である。そんな連中が物事の本質に気づけるわけがないのである。
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