2020年01月27日(月) |
選挙にヘイトスピーチを使うな! |
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1月26日の京都新聞には、市長選挙の候補者である現職の門川大作陣営と思われる側からの全面広告が掲載されていた。そこにはこのような文字があった。
大切な京都に共産党の市長は「NO」
京都は今大きな岐路に立たされています
わたしたちの京都を共産党による独善的な市政に関わらせてはいけません
国や府との連携なしに京都の発展は望めません
このような共産党に対する一方的なヘイトスピーチ的な広告を掲載している京都新聞に対してオレはとても残念な気分になった。もしもオレが購読者なら、即座に契約解除を申し出るだろう。あまりにも低レベルなおそまつな内容であり、そんな広告掲載の依頼があった時点で却下するのが新聞という公器の役割じゃないのか。
わずかな広告料というゼニのために節を曲げておかしな記事を載せている新聞社はたくさんある。オレの大嫌いな球団に関係する某スポーツ新聞は売春防止法に抵触する3行広告をずっと掲載していた。最近は確かめていないので今でも掲載されているかどうかはわからないのだが、見たときは本当に恥ずかしい広告だとオレはあきれた。
そして「共産党」ということばを相手陣営をdisるために用いているこの品性の下劣さにオレはあきれるのである。戦前の人が「あいつはアカだ」というふうに人を貶めるレベルの情けなさなのだ。そんな新聞広告を出して恥ずかしくないのか。
この広告には自民党公明党だけではなくて、立憲民主党も国民民主党も社民党も名を連ねている。共産党とれいわ新選組以外の政党がすべて含まれているのである。もしもそこで勝手に名前を使われたという抗議の気持ちがあるならばいますぐにその陣営からの離脱を宣言すべきである。枝野さんよ、あんたはこの広告を認めてるのか認めてないのか、いったいどっちなんだ。立憲民主党の中でも少なくともあんたはマシな方だと思っていたのだが、この件に関する答えによってはあんたのことをクソ野郎と呼ばなければならなくなるかも知れない。
オレは共産党の人をたくさん知っている。お世話になった恩師の中にも共産党の支持者がたくさんいる。その中には共産党思想をまるで宗教のように信奉してて世界が見えない変な人もいるが、.一方で無私の心で民に寄り添う政治を志す高潔な方もおられる。必ずしもステレオタイプでは語れないのである。
自民党や公明党の連中がよく使う「連携」ということばのまやかしに騙されるな。それはまっとうな連携などではない。利権のための腐ったつながりなのである。ただの利益共同体なのだ。そんなものは連携とは呼ばない。税金を自分たちで山分けするための仕組みなのである。そんなものに騙されてはならない。
京都市民がこの広告を見て「共産党市長はダメだ」と判断して門川大作に投票し、京都を開発業者の連中に売り渡して醜悪な街にしてしまうことを望むならば、それはそれでひとつの衆愚の姿として受け入れるしかない。しかし、真に京都の未来を考えるならば、利益共同体の連中が自分たちの利益しか考えてないくそみたいな連中であることに気づいて正しい判断をすべきである。京都が千年の未来も日本の伝統を守った唯一無二の存在であることを目指すべきなのである。
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