2018年02月25日(日) |
習近平は中国の皇帝になります |
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中国はいちおう絶対王政ではないわけで、国家主席の任期は最長で2期10年と定められているのである。しかし、習近平はなんと憲法を改正して永久に今の地位に居座ろうとしているようである。世界征服の野望を実現するために時間が必要ということなんだろうか。自分の息子を次の国家主席にでもしたいのだろうか。新たに習王朝でも築きたいのだろうか。時事通信の次の記事を引用しよう。
国家主席の任期撤廃へ=習氏長期政権に布石−中国憲法改正案
2018年02月25日 21時18分 時事通信
【北京時事】新華社電によると、中国共産党中央委員会は25日、憲法が規定する2期10年の国家主席と副主席の任期を撤廃することなどを求める憲法改正に関する提案を発表した。2013年に就任した習近平国家主席(党総書記、64)が23年以降も主席にとどまり、長期政権を可能にする狙いがあるとみられる。
中国の憲法第79条第3項は、国家主席と副主席の任期について「2期を超えて連続して就任することはできない」と定め、3選を禁じている。党中央委はこれを削除し、「全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の毎期の任期と同一とする」との部分だけ残すよう求め、任期の上限を事実上なくした。
憲法改正案は3月5日に開幕する全人代で審議され、可決される見通し。中国の憲法改正は2004年以来14年ぶり。
誰も逆らえないような状態でこの憲法改正が可決されれば、もはや誰にも習近平は止められなくなってしまうのである。欠陥品のミサイルを発射して自己満足してる金正恩のような坊やも困ったもんだが、南シナ海だけではなく沖縄も支配しようという野望を抱いてる習近平も日本にとってとっても困った存在である。
どうして習近平が国家主席の任期を無制限にしたかったのか。それは自分が江沢民一派を弾圧したように、辞めた後にその反動で多くの特権が奪われてしまうだけではなく、どんな罪状で投獄されるかもわからないという不安からくるのである。
韓国では大統領を辞めたとたんに罪人にされてしまうというケースが多発している。中国もこのような状況が起きることは歴史的に証明されている。王朝が交代する時は必ず前王朝の一族は抹殺されてしまうではないか。だからこそ習近平は自分の支配を完成させるために、国家主席ではなく実質の中華皇帝となることを望んだのである。中国の王朝の歴史は
元→明→清→中華民国→中華人民共和国→習
ということになるのである。これからは中国と呼ばずに「習」と呼ぼうじゃないか。独裁国家「習」が歴史の上に登場するのである。
さて、このような状況に対して、もちろん中国共産党の中では逆らうモノはいないと思うし、もしも反逆心を持っていれば殺されるだろうし、長いものには巻かれた方がいいと共産党幹部は誰でも思っているだろうから、習近平が生きてる間は「習王朝」は安泰だろう。少数民族への弾圧や支配ももっとひどくなるだろう。世界中を中華帝国にしたいというのが習近平の野望であるわけで、彼は自分が生きている間に世界征服を完了したいと思っているに違いない。
もしも習近平がアメリカと対決姿勢を強めれば世界大戦は起きるかも知れないし、北朝鮮を巡る小規模な核戦争は十分に可能性がある。そのときは日本も巻き込まれて大きな被害が出るだろう。ただ、習近平のアメリカ支配は、中国系の大統領をアメリカで誕生されることで完結する。すでに多くの中国系の人物がアメリカの行政機構に入り込んでいるわけで、戦争に頼らない形での乗っ取りを今後も進めていくのだろう。
世界はこれからどうなっていくのか。「習王朝」はいつまで続くのか。オレは何とも言えない複雑な気分で未来を想像するのである。
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