2017年09月27日(水) |
民進党終了のお知らせ |
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前原代表は民進党を解党したいようである。抜けたい者は自由に抜けて希望の党から出馬しても良いという投げやりな発言をし、自分も無所属で出馬するということを公言した。そもそも党の代表が「無所属で出馬」なんてありえるだろうか? もはや前原代表自身が「民進党」という看板ではもう戦えないことを悟っているわけで、事実上の終了宣言である。もうこうなれば速やかに解党を宣言して、党に支給された交付金を議員の間で山分けしてしまえばいいだろう。希望の党に入りたい者はそのゼニを持って行けばいいのである。希望の党は旧民進党議員に対して、「ゼニを払えば入れてやる」という形で選別したらいいし、蓮舫・菅直人・辻元清美の3馬鹿トリオは「金もらってもいりません」と拒否したらいいと思う。それによって立候補者とゼニを手に入れることができ、選挙を戦えるようになるだろう。
民進党にはまだ100億くらいの政党交付金があるそうだ。解党と言うことになればこのゼニをめぐっての争いが起きるだろう。党を作ってはつぶし、作ってはつぶした小沢一郎はそのたびに残った政党交付金をフトコロに入れてきたといううわさがある。今回の民進党の解党騒ぎも、ゼニの問題で紛糾するだろう。まあ理念も何もない陣笠政治家にとってはゼニこそすべてなので、せいぜいもめてもらいたいのである。オレは単なる野次馬だから笑って見ているだけだ。
民進党が政治的にはもう終わった組織であることは、野田という政権の座から落ちるきっかけとなった戦犯を幹事長にしたことからよくわかる。なんで野田なんだと思ったが、その後二重国籍をごまかそうとした蓮舫の党代表就任でもはや決定的となった。次は辻元清美でも代表に据えるかなとちょっと期待したのだが、党に対する忠誠心の薄い、どちらかというと自民党の回し者みたいな前原を代表に据え、その前原は自分が選挙で当選したいから希望の党に吸収されることを選ぶというなんとも無様な姿である。自民党に対して乾坤一擲の勝負を仕掛けた小池百合子にくらべて、前原の行動のなんと後ろ向きなことだろうか。こんな情けない人間をなぜ党首選挙で選んだのだろうか。
もしかしたら小池百合子は小泉純一郎氏をかつぎ出すのじゃないかとオレは少し期待したがどうやらそれはなさそうである。しかし政治の世界は一寸先は闇、魑魅魍魎の世界だ。小泉純一郎を希望の党の比例代表の名簿に登載し、その一方で息子を首班指名するというエサで釣るなんてことも起きてもおかしくない。
小選挙区制は二大政党を前提とした仕組みである。自民党に対抗する勢力の役割を民進党が果たせなくなったというこで安倍晋三は慢心し、その結果いまの「お友達政治」を生み出した。今度の選挙の公約の「教育費無償」だって、自分のお仲間である加計学園などのFランク大学に行く学生の数が減ってしまわないようにという意味で出してきたわけである。すべて私利私欲からであり、学生を奨学金地獄に追い込むような政策をこれまでやってきた方々からそんな公約が出てもちゃんちゃらおかしいのである。
このまま総選挙を行えば民進党は壊滅する。その壊滅の前に、党としてではなくて個々の議員の生き残りをかけて前原代表は「合流」を打ち出した。小池百合子は個々に審査するということを主張した。さて、これから起きる「踏み絵」をクリアして生き残るのはいったい誰だろうか。何人の民進党議員が希望の党で生き残れるのだろうか。沈没船に残って最後まであがこうとするのは誰だろうか。
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