2015年07月28日(火) |
政務活動費とは何か? |
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政務活動費とはなんだろう。政治家が政治活動のために自由に使っていいゼニというふうに解釈されてるが、実際は野々村議員のようにカラ出張を繰り返すことで詐取されたり、そのゼニで酒ばかり買ってるアル中議員がいたり、レクサスを買って乗り回すバブリーな馬鹿女がいたりする。ただクルマが必要なだけならスズキアルトで十分だ。どうせ他人のゼニなんだから思い切り使ってやれというその了見が実にさもしいのである。そんなヤツは人におごってもらうときは豪快に喰いまくり、自分がゼニを出すときはみみっちく安い店で済ませようとするケツの穴の小さい人間なのだとつくづく思う。それにしても「政務活動」っていったいなんだろう。
生活費ならオレがふだん使ってるゼニだからよくわかるし、性活費ならきっと風俗店やキャバクラ代という意味なんだろう。しかし「政活費」というものの実態はよくわからない。支持者の人達と一緒に飲食したらそれは「政務活動」なのか、あるいはただの「会食」なのか、支持者の人達を連れて温泉旅行や観劇をしたらそれは「政務活動」なのか、とにかくそんな曖昧なものは一切止めてしまった方がいいと思うのである。そんなゼニがあるから勘違いしてレクサスを買う馬鹿が出てくるのである。
毎日新聞にはこのような記事が出ている。
<大阪市議>高級車購入に政活費…「リースと誤認」
毎日新聞 7月28日(火)0時59分配信
大阪市議の伊藤良夏氏(35)=大阪維新の会=が、2012〜13年度の政務調査費と政務活動費計80万8450円を、市議会作成の手引に反して、トヨタ自動車の高級車レクサスの購入費に充てていたことが分かった。伊藤氏は24日に全額を市に返還し、収支報告書を訂正した。27日、取材に応じ、「手引を知らなかった。深くおわびする」と話した。
手引によると、政務調査費(13年3月分から政務活動費)は、政務で使う車のリース費用に充てることはできるが、リース期間終了後に所有する場合は資産形成につながるとして禁じられている。
収支報告書によると、伊藤氏は「レクサスクレジット」名で月7万300円の半額となる3万5150円をリース費用として計上。伊藤氏によると、母親が11年8月、5年ローンでの購入をリースと思い込んで契約し、伊藤氏も誤認したという。車は15年2月に残額を支払って購入したといい、「リースから買い取るのは問題ないと思った」と釈明した。【念佛明奈、山下貴史】
自分が乗る車の購入をすべて母親任せだったのか。そしてリースなのか購入なのかもわかっていなかったのか。そういう言い訳は実に見苦しい。おそらく真相は「リース代は政務活動費で出せるからタダで乗れるのと同じ」「残金を払えばレクサス自分のものになるから超ラッキー」という単純な発想だったのだと思う。そういう下衆な発想しかしない人間が議員をしてることも嘆かわしいがとにかくルールというのは「知らなかったら免罪される」というものではないのだ。いかなる理由があっても破ってはならないものなのだ。どうして政治家の「知らなかった」は許され、一般国民の場合は罰せられるのか。オレには納得できないのである。政治家だからこそより高い倫理が求められるのではないのか。
リッチにレクサスを乗り回すことが政治活動ならば、それがカローラやフィットではだめでレクサスでなければならないということをきちっと有権者に説明すべきだろう。そのゼニが自分のゼニではなくて税金で支出されているということに対して思いを馳せるべきだろう。そういう考えがみじんもなく、当選したとたんに市民を自分の下僕であり金づるとしか考えない議員がいかに多いことか。どうしてまともな政治家はかくも少ないのだろうか。
オレは一切の政務活動費を廃止すべきだと思っている。もしも残したいのならばそのすべてを公開し、怪しい使途が見つかればその議員は即座に詐欺罪で告発されるということを担保した上で残せばいい。酒代やレクサスなどとんでもないことである。
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