2013年11月25日(月) |
楽天が優勝して良かった! |
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今シーズンのプロ野球は楽天が優勝して本当に良かった。もしも他の球団が優勝したらこんな感動は生まれただろうか。
読売新聞の記事を引用しよう。
楽天優勝パレード、仙台21万人「おめでとう」
初の日本一に輝いたプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードが24日、地元の仙台市で行われた。
星野仙一監督(66)や田中将大投手(25)らが、沿道に詰めかけた約21万4000人(楽天イーグルス優勝パレード実行委員会発表)の歓呼に応えた。
球団幹部と、一・二軍の全選手約100人は、オープンカーとオープンバスに分乗し、同市青葉区の約1・5キロ・メートルを約40分かけてパレード。星野監督は「(きょうの晴天は)まさしく日本一晴れ。1年間戦ってきたかいがあった。後押ししてくれた東北の皆さんに感謝します」、田中投手も「優勝した喜びをみんなと分かち合い、こうした形で報告できて良かった」とそれぞれ話した。
(2013年11月24日21時33分 読売新聞)
この記事によれば、21万人もの人々が沿道を埋め尽くしたということである。どれだけ仙台の人々がこの優勝を喜んだのかがわかる。オレも日本シリーズでは楽天を応援していた一人(もちろんアンチ巨人だからなんだが)ではあるが、もしも対戦相手が阪神タイガースであったとしても素直に楽天の優勝を祝福しただろう。
プロ野球の球団にとって、地域に愛されるというのはもっと大切な要素である。西鉄ライオンズの身売りを悲しんだ九州のライオンズファンの中には、今も西武ライオンズを応援する方がいて、ソフトバンクホークスのファンのことを「裏切り者」ととらえるという。それもなんだかわかるような気もするのである。あくまで愛したのはライオンズであって、九州の球団ではないということだ。
楽天が東北の球団となり、同時に東北のファンをつかんだという意味で今回の優勝は大きな出来事である。あの暗黒時代を経験した阪神タイガースが、2003年の優勝後ににわか阪神ファンが増加したということがあったが、楽天のファンも今回の優勝でかなり増えたはずだ。ただ、常勝軍団を作ればそのファンがそのまま定着してくれる。
ただ、三木谷さんはこの優勝をどのように受け止めているのか。それがオレは気になるのである。ファンを獲得するためにはやはり強い球団でなければならない。万年最下位のチームでは応援するファンも応援の甲斐がない。強くなったからこそファンも増えたのではないか。そしてこの熱狂を一過性のもので終わらせないためには今後も常勝チームを築いていかないといけないのである。それはとても困難なことだ。2003年、2005年路リーグ優勝したのにその後見事に崩壊していった阪神タイガースを見ればその困難さはよくわかる。
来季以降の楽天の戦いぶりを期待しつつ、オレは来季は阪神タイガースが優勝して御堂筋でパレードすることを願っているのである。それは12球団の中でもっとも実現可能性の薄いことかも知れないが。
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