2013年07月23日(火) |
オレは「新型うつ病」なんて認めないぞ! |
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朝日新聞に掲載されていた「新型うつ病」に関する指針を読んでオレはあきれたのである。それって病気なのか。それは「うつ」なんかじゃなくてただの「怠け」であり、その人間は「新型うつ病」と呼ばれるよりは「ヘタレ」とか「自分勝手」とか呼ばれるのが相当じゃないのか。記事を読んだオレにはそんなふうにしか受け止められなかったのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
新型うつ病「排除しないで」 学会、適切な診断訴え
【岡崎明子】日本うつ病学会は20日、北九州市で開いた総会で、自分の好きな仕事のときだけ元気になるなどの特徴がある、いわゆる「新型うつ病」について、企業は患者を排除せず適切な診断が必要だと訴えた。
新型うつ病の特徴は(1)自分の好きな仕事や活動の時だけ元気になる(2)「うつ」で休職することにあまり抵抗がなく、休職中の手当など社内制度をよくチェックしている(3)自責感に乏しく会社や上司のせいにしがち――などと紹介。同学会は昨年7月に初めてうつ病の治療指針をまとめた際、「医学的知見の明確な裏打ちはない」と新型うつ病を指針の対象外としたが、悩んでいる患者は少なくなく、うつ病や適応障害、人格障害など、適切な診断が必要とした。
総会会長を務めた中村純産業医科大教授は「患者はコミュニケーションが下手な傾向があり、精神療法が効果的なことが多い。企業は患者を職場で排除的に扱わないで欲しい」と話した。
新型うつ病を、「現代型うつ病」と呼ぶ方もいる。その特徴をまとめた表を引用しておこう。精神科産業医 吉野聡医師の分析から引用する。
こういう形で「新型うつ病」という病気を認めてしまうことが起きると、本当の「うつ病」の方々も迷惑を被ると思うのである。本当の「うつ病」になれば適切な治療が必要だ。治療が適切でないと大変なことになるのである。
オレは「うつ病」がどんなに深刻な病かを知っている。発症者はすべてにおいて無気力になり、風呂に入ったりとかの身の回りのこともできなくなってしまう。自殺衝動に駆られる者もいる。そういう病と、「好きな仕事の時だけ元気になる」というただの自分勝手な輩とを同じ「うつ」に分類して欲しくないのである。
医師の診断とはすべての優先するものなんだろうか。たとえば全然勉強しないで遊んでばかりの成績不振の生徒がいて、そのままでは絶対に留年するということになった時、その生徒が医師から「新型うつ病」という診断書を書いてもらい、職員会議の時にその診断書が提出された場合、教師はその生徒の進級を無条件に認めないといけないのだろうか。オレには納得がいかないのである。全然勉強しなくてもそうして進級が認められるのならば高等学校の単位制度は崩壊する。大学や高等学校が義務教育ではなく、きちっと勉強して単位取得した生徒だけが進級や卒業できるという根幹的な部分が否定されてしまうからだ。
「どうして遅刻したんだ?」
「家を出ようとしたら急に頭が痛くなって」
「どうして一週間も休んだんだ?」
「ずっと朝起きられなかったんです」
これらを「病気」と診るのか「怠け」ととらえるのか。確かに素人には判断できない。しかしオレは悪徳医師がどんどん勝手な診断書を出して不正を行う可能性を恐れるのだ。以前にオレはネット上で「うつと認定してもらって給付金を受け取ろう!」という詐欺師のサイトを発見したことがある。制度を悪用する犯罪者どもにとってこの「新型うつ病」というのが役に立つことはいうまでもない。
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