2013年07月10日(水) |
暴力団はどこに行くのか? |
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さまざまな法律によってその活動が規制され、資金源である覚醒剤の密売やノミ行為、パチンコ景品換金などの売り上げ規模も縮小を余儀なくされる中、暴力団はこれからどこに行くのだろうか。その暴力団の将来の活動の方向性を予感させる記事を毎日新聞でオレは見つけたのである。
山口組:機関紙を発行 直系組長に配布
毎日新聞 2013年07月10日 02時30分(最終更新 07月10日 03時01分)
全国最大の指定暴力団山口組が機関紙「山口組新報」を作り、直系組長らに配っていたことが捜査関係者への取材で分かった。1970年代にも機関紙が発行されたが、最近は確認されていないという。警察当局は、組織の結束を強めるのが狙いとみて、内容を分析するなどしている。
捜査関係者によると、直系組長が集まる今月5日の定例会で配布された。篠田建市(通称・司忍)組長の文章▽3代目組長の生誕100年特集▽最高幹部の釣り日記−−などが掲載されている。今後、数カ月ごとに発行される可能性が高いという。
司組長の文章は(1)代紋を使ってシノギ(経済活動)ができる時代ではない(2)過去の成功体験を捨てよ−−などと訴える内容が含まれるという。ある捜査幹部は「暴力団排除条例で口座開設や不動産売買が制限されるなど、組員としての活動が厳しくなっていることを意識しているのではないか」としている。
警察庁によると、全国の暴力団構成員と準構成員(2012年末)は6万3200人で前年より7100人減った。減少は8年連続。全体の4割を占める山口組も2万7700人と、前年比で3300人少なくなった。
この記事にある機関誌、いったいどんなものか見てみたいとオレは思ったのである。山口組の機関誌なのである。およそ堅気の我々には想像もつかない世界の日常がそこには描かれているはずである。もしも画像がネット上に落ちていれば迷わず読もうと思うのである。おそらく探せば見つかるだろう。
もしも暴力団の組長がツイッターでつぶやけば、かなりの数のフォロワーが集まるかも知れない。「組長のひとりごと」などというブログを開設すればかなりの閲覧者になるだろう。来る人が多ければアフィリエイトで稼ぐことも可能になってくるのである。だから暴力団のIT化というのはそれなりにメリットの多いことだとオレは思っている。
今、FBやツイッターをしている暴力団構成員はかなりいるはずだ。そして彼らのシノギである非合法活動にIT機器の活用は欠かせないのである。暴力団が暴力団の出自を隠して活動し、NPO法人を隠れ蓑にしてしまうことも今後増えるだろう。巷にはかなりのうさんくさいNPO法人があふれているが、その中の何%かの実態は暴力団そのものであるとオレは思っている。たとえば生活保護受給者をたくさんかき集めて保護費をピンハネするいわゆる「貧困ビジネス」を運営するNPO法人はどう考えても暴力団関係者だろう。きちっと調べればいくらでもそうしたうさんくさい事例を摘発可能である。
ただ、暴力団関係者にもちゃんと生活があるわけで、彼らの中で「堅気の生活になりたい」と希望する者がちゃんと組を抜けられるようにすることが行政の責務であるとオレは思っている。ただ排除するだけではなくて、ちゃんと再就職の世話をすることで彼らを犯罪から遠ざけることができるとオレは思うのである。一度は若気の至りで任侠道の世界に入ったが、その世界に見切りをつけたい気分になった人もきっと多いはずだ。暴力団対策を本気で行うならば、まずは再就職の斡旋だと思うのである。そのために市民が協力できることは多いはずだ。公務員になりたいとか警察官になりたいとか政治家になりたいという希望が叶うようにしてもらいたいのである。彼らもまた同じ日本で暮らす一市民であることには変わりないのだから。
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