2013年02月20日(水) |
いったい何が危険な運転なのか? |
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なぜ「危険運転致死傷罪」が設置されたのか。飲酒運転で泥酔状態で人をはねても、通常の過失で人をはねても同じ罰であるという理不尽さを糺すためである。それなのに似非法律屋どもはその解釈を歪めて、極めて適用条件を厳しくしてしまった。その危険な運転が「故意」であることを求めたのだ。「ふざけるな!」とオレは言いたいのである。故意に人をはねようとして運転するならばそれは「殺人罪」である。つまり、交通死亡事故にその運転状況に「故意に殺す」というものが最初から存在するわけがないのであって、客観的に「危険」であると常識的に考えられるものをすべて「危険運転」と認識する必要があったのだ。無免許の馬鹿どもが夜通し車を暴走させてみんな居眠りしていることが「危険」であることくらい誰でもわかる。わかっていないのは京都地裁の馬鹿裁判官だけである。オレがもしも被害者側の遺族ならば、この馬鹿判決を下す裁判官にこそ天誅を与えよと望むだろう。
読売新聞の京都版の記事を引用しよう。
亀岡暴走判決 「酌量余地あるのか」 遺族、唇かみしめ
亀岡市の軽乗用車暴走事故で、運転者で自動車運転過失致死傷罪、道交法違反(無免許運転)に問われた同市の無職少年(19)に出された19日の地裁判決は、求刑の上限を下回る懲役5年以上、8年以下だった。平穏な日常を奪った昨年4月23日の事故から約10か月。遺族らは沈痛な面持ちで、地裁近くの京都弁護士会館で開かれた記者会見は、重苦しい雰囲気に包まれた。
「今日、満足のいく結果が出て楽になれるかどうか、不安です」。
7か月の子どもを宿した娘の松村幸姫さん(当時26歳)を亡くした中江美則さん(49)は公判の4時間前から、雪が降りしきる事故現場で、他の遺族らと静かに手を合わせた後、そう語った。
しかし、午後2時から始まった判決公判は、納得がいくものではなかった。記者会見に臨んだ中江さんは、「求刑通りの判決(懲役5年以上10年以下)を望んでいた。被害者の立場では控訴のお願いしかできない」と唇をかみしめた。
小学3年の娘を亡くした横山博史さん(38)も「夜通し遊んだ上、集団登校の列に車で突っ込んだ加害者の行動が、どれだけひどいものなのか、一般の人の目で見て、情状酌量の余地があるのか」と語気を強めた。
西田昌弘さん(49)は、小学1年の息子が一時重体に陥った。「この結果は本当に解せない。最高の10年でも……。息子も傷を抱えながら人生を送らないといけないのに、非常に残念でなりません」と肩を落とした。
少年について問われると、小学2年の娘を亡くした小谷真樹さん(30)は「残された娘たちは、『謝ってはった?』と聞いてくる。何か一つでも感じた言葉を聞きたかったが、裁判長に意見を聞かれても『前回と同じです』だけだった。娘らには『また、今度ね』としか、伝えられない」と硬い表情で語った。
遺族らは、無免許運転の厳罰化など法改正を求めてきた。中江さんは「僕らは望んで裁判をしているわけじゃない。被害者の気持ちになって考えてくれるのが本当の法律のはず。被害者は、自分から動かないと何も変わらない」と言う。記者会見の最後に、幸姫さんらに判決をどう伝えるかを問われると、「僕はまだ諦めてない。ごめんな、まだこれからや、そういう気持ちです」と前を向いた。
(2013年2月20日 読売新聞)
なぜこの暴走運転をしたクソガキどもが全員死刑でないのか。こいつらの暴走がもたらしたものは「殺人」にも等しい結果ではないのか。オレは強くそう感じるのである。「殺人事件」としか思えない悲惨な交通事故に対して「殺人罪」で検挙するかわりにやむを得ず適用されるのが「危険運転致死傷罪」であり、それですらなく、今回の事件が、オレのような善良で高度な運転技能を持つドライバーが、万に一つの不慮の過失で起こした事故と同じく「自動車運転過失致死傷罪」で裁かれるのはどう考えても納得できないのである。司法関係者に言いたい。「おまえらみんなクソだ!」と。
裁判官は常に求刑に対して何割か引いた判決を出す。最初から値切られるために存在する量刑など無意味だ。機械的にそうして値切ることで「いつもどおりの作業」をこなすのが裁判官の仕事なのか。今回の事故が「値切りようのない悪質な事故」であるというまっとうな認識がなぜできないのか。おまえら本当に人間の心があるのか。
「危険運転」の概念を歪めてしまった法曹関係者どもの罪は重い。これからも車を暴走させる馬鹿はなくならない。脱法ドラッグや覚醒剤、そして統合失調症の妄想運転など危険な運転はいくらでもある。それらすべてが「正常な運転もできていた」というふざけた理由で「危険運転とはいえない」とされてしまうのならば、どこに正義が存在するのかとオレは腹立たしく思うのである。こんな無惨な事故を起こしたクソガキどもは全員自分の命で償わせるしかないのである。なぜ死刑にしないのか。
なぜ最初に飲酒運転による交通事故を裁いた裁判官は「こんなのは殺人ですね」と判断しなかったのか。すべてのきっかけはそこからだとオレは思うのだ。オレはこんな腐った裁判の結果をとうてい許せないのである。
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