2013年01月26日(土) |
円安で物価目標2%は達成されるのである |
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長いこと円高が続き1ドル80円以下という期間も長かったが、ついに1ドル90円という壁を突破して順調に円安ドル高となっている。安倍晋三が選挙の前から主張してきた積極的な金融緩和の方向に日銀も押し切られて、その結果さらなる円安となっているのである。一方日銀には「物価上昇率2%」という目標も与えられている。
極端な円安になると、輸入品の価格が上昇する。すでにガソリンは上がり始めているが、今後輸入牛肉や小麦、大豆なども値上がりするだろう。食糧自給率4割以下の我が国にとって、円安の結果食料品が値上がりすることは必至である。別に経済が成長なんかしなくても、需要の拡大や雇用拡大が起きなくても、円安で輸入品が値上がりするだけで勝手に物価上昇率2%は達成できてしまうのである。なんだかだまされてるみたいだが、きっとそうなるだろう。
レギュラーガソリンの平均価格がいつのまにか150円/Lを越えてしまった。このまま円安が続いて1ドル100円以上になるならさらにガソリンは値上がりすることになる。160円以上なんてことになれば物価に影響する可能性は高い。物流業者の輸送コストも上昇するわけで、それを価格に転嫁するしかないからだ。
電力各社は燃料費が高騰するという名目ですでに値上げを決めている。これも物価上昇要因である。問題はこれらの値上がりがすべて日本の経済にとってマイナスにしか作用しないということである。
サラリーマンの給料は上がらない上に生活保護のゼニも削減される。公務員の給与も大幅に減らされるのは間違いない。国民の所得は減るのに物価だけが上がる。こうして不景気のままで物価だけが上昇するということが起きてしまうのだ。国民生活はますます窮乏してしまうのである。
円安の効果で物価上昇率2%は間違いなく達成されるだろう。安倍晋三はホラ吹きになんかならないで済むのである。そして国民は生活がその2%分貧しくなる。景気が良くなって物価が上昇したのではなくて、実際の雇用に影響を与えない意味のない円安だからだ。その流れをどうやって防ぐのだろうか。オレはそれが知りたいのである。
安倍晋三と、3月から日銀総裁になる新しい誰かが、オレの危惧した「不景気の中の物価上昇」をきちっと防ぐための策をこうじてくれていてるだろうか。あまり政治をあてにしていないオレは、上昇するかも知れない株よりも、絶対に円安になって得をするに決まってるからと外貨をせっせと買っているのである。
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