2012年04月14日(土) |
本当にてんかんの発作だったのか? |
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祗園の惨劇から一夜明けてさまざまな報道があり、事故の詳細が明らかになった。藤崎晋吾容疑者は、事故の当時もしかしたらてんかんの発作を起こしていなかったんではないかという見解も出てきた。警察は容疑を殺人容疑にして捜査中である。オレも今回の事件にはいくつか不審な点がある。朝日新聞の記事を引用しよう。
360メートルの惨劇、わずか30秒 京都の暴走事故
京都市東山区の繁華街で歩行者18人が死傷した事故で、交差点に突っ込んだ軽乗用車は約360メートルの直線道路を時速50キロ前後で暴走し、わずか30秒ほどの惨劇だったことが京都府警への取材でわかった。
府警によると、藤崎晋吾(しんご)容疑者(30)は12日午後1時ごろ、勤務先の呉服雑貨店の車で大和大路通を南から北へ直進。四条通に出る手前約170メートルでタクシーに追突した。その後、赤信号で止まっていた車3、4台の右側を猛スピードですり抜けた際、歩行者1、2人をはねたという。
その直後、観光客ら約20人が交差点南側の横断歩道を青信号で渡っていたところへ突っ込み、渋滞する四条通の交差点を走り抜け、北側の横断歩道を歩いていた人も次々とはねた。二つの横断歩道で10人以上が被害にあったとされる。
ここからはオレの憶測だ。藤崎容疑者は周囲から運転を辞めるように再三言われていた。それでも本人はその制止をきかずに運転し続けてきたわけで、最初の追突事故の時に「ああっ!やっちゃった」と頭の中がパニックになってしまったのではないだろうか。そこで彼はなぜかいったん車をバックさせてその場を離れてから、速度を上げて逃亡するという選択をしたのである。そして信号待ちで止まってる車の右側をすり抜けて交差点に突入して、赤信号を無視して逃走しようとした。そのときに横断歩道上を歩く歩行者がじゃまだったのでクラクションを鳴らした。
もちろん緊急車両でもなんでもないただの軽自動車がものすごい速度で突っ込んできて、いくらクラクションを鳴らされてもとっさには逃げられない。ただ今回の事故で年配の方が大勢犠牲になってることから考えて、とっさに車を避けようと逃げることができた動きの敏捷な人は助かったのかも知れない。何人かの人を吹っ飛ばして車は四条通の交差点を渡りきってそのまま北上した。
そう、クラクションを鳴らしながら交差点に突入し、止まってる車をよけてハンドル操作しながら暴走する・・・というのは、てんかんの発作で意識を失った人の行動ではない。つまりこの暴走はどう考えても「故意」なのである。もしもこの事件が「病気とは関係なかった」と結論づけられれば、てんかんの病歴のある人への免許証の交付を厳格化しようという動きにブレーキがかかることになるかも知れない。
ただオレが重視したいのは今回の事故を警察は「殺人容疑」で立件しようとしていることだ。これは「自動車運転過失致死」や、「危険運転致死」ではなくて「殺人」であると認定しているのである。これは画期的なことである。過去の交通事故の中で悪質なものを「殺人」で立件していれば、そもそも「危険運転致死傷罪」なんて設置する必要はなかったのだ。飲酒して車運転してるなんて殺人じゃないですかと最初から裁判官が判断して、ドライバーを死刑にしておけばよかったのである。それを機械的に5年以下の懲役にしてきたことがそもそも大きな過ちだったのだ。
今回の事件が「殺人」で立件されるならば、今もてんかんの病歴を隠して、あるいは危険を認識して車を運転している人たちははそれだけで「殺人未遂」に相当するということになる。警察はいくらでも逮捕することが可能になるのだ。病院に病歴を照会して、今も運転してるということになれば即座に逮捕できるのだ。
ただやはりオレは今回の事件、てんかんの発作と言うよりはもっと別の要素があると思うのである。最後に電柱に激突した時、藤崎容疑者は自殺したかったのではないだろうか。その惨劇の責任を取ろうと彼は最後に電柱めがけて突っ込んだのではないかと。これもオレのただの憶測で、実際は車をよけようとして反対側の電柱にただぶつかっただけなのかも知れないのだが。
京都観光に来ていて惨劇に巻き込まれ、犠牲になった方々がオレは哀れでならない。最近てんかんの発作を起こしたことがあってそれでも車を運転している人は、いますぐに運転を辞めてほしい。そうでないとあなたは「殺人未遂」で検挙されるかも知れない。
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