2011年08月01日(月) |
今年のコメは足りるのか? |
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新潟を襲った集中豪雨は大変な被害をもたらした。オレはその被害を伝える報道をテレビで見ながら、水田の被害はどれほど出ているのだろうかと不安になったのである。新潟といえば我が国の最大の米の生産地である。しかしこの水害は魚沼地方などにも被害をもたらしているらしい。水田にどれだけの被害が起きているのだろうか。
宮城県、福島県の沿岸部の水田は東日本大震災の津波でかなり広い範囲に渡って冠水した。かなり広範囲の水田で今年はとても米を作ることができないだろう。そのためにどれだけ米の生産規模が縮小してしまうのか。今年のコメは果たして足りるのだろうか。それがオレは気がかりなのだ。
「コメ余り」という間違った認識のもとに政府は減反政策を実行してコメの生産規模を年々縮小してきた。また国民もコメを食わずにパンを食ったり麺類を食ったりする割合が増えて主食のごはんを食う量が減った。たとえ余ってもどんどんコメを生産する方針を貫けば、それを工夫して消費することだけを考えればよかったのである。政府が買い上げたコメを生活保護受給者に現物支給すれば、生活保護費と相殺されて歳出増にはならなかったのである。
今年は日本の農業にとって最大の危機だ。「津波による被害」+「原発による被害」でこれまでの日本が経験したことのないくらいの危機がやってきてるのだ。政府にその認識はあるだろうか。食糧自給率を下がるに任せていた無策のツケが今一気にやってきたのである。
オレはコメが足りるのだろうかと心配する。政府の無策ぶりをみれば、この秋に起きることに対処できるとは思えない。おそらく大量に出るだろうセシウム汚染米を基準以内ということで食べるのか、あるいはすべて廃棄するのか。廃棄するのならば足りない分はどうするのか。廃棄させられる農家への補償は
どうなるのか。
もしもこんな国難の時に、九州や中国四国で相変わらずあの「減反」なんかをやっていたとしたらオレはあきれるのである。おまえらアホかと怒鳴りたくなるのである。今はなりふり構わずコメを生産しないといけないし、西日本の耕作可能地をフルに活用して食糧自給率を上げないといけないのである。
コメが足りる足りないというこの秋に起きることだけではなくて、今政府がどう対応するかは日本がどんなふうに食糧自給を達成するのかという方針を建てる上で大変重要なのである。それだけにオレは気になって仕方がないのだ。
おそらく今年のコメの収穫量はどこかで予想されているはずだ。どれだけ足りないのかということももうすでにわかってるのだろう。しかし、その重要な情報は、まずそれを使って金儲けをする連中が独占しているのだろう。国民が知らされるのはずっと後になってからである。もしかしたらセシウム入りの新米よりも安全な古米の方が高くなるかも知れない。今年、東日本で収穫されるすべてのコメがある程度放射能に汚染されていることは稲わらの問題を見ても明らかである。どの程度まで我慢して食べるかという判断が最終的に誰の手によって決められるのだろうか。
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