2011年04月24日(日) |
がれきを処理する方法について考える |
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まだ関西国際空港ができていなかった頃、オレは疑問に思っていたのである。なぜ埋め立てにゴミを使えないのかと。大阪湾には咲洲地区や舞洲などゴミを埋め立てて造った人口島がいくつもある。それらのゴミを関西空港の埋め立てに使えば一石二鳥じゃないかと。そして近隣の和歌山県とか奈良県、兵庫県に「お金払うならゴミをここに捨てていいですよ」と持ちかけるのである。最終処分場にどこの自治体も困ってるわけで、どんどん埋め立て用のゴミは集まるだろうし、しかもゼニも入ってくるので一石二鳥だとオレは思ったのだ。しかし関西国際空港は山を削った土砂で埋め立てられたのであった。
ゴミで埋め立てた咲洲や舞洲の土地が地盤沈下して使えないという話は聞かない。もっとも大地震が起きれば液状化などの問題は発生するだろう。もっともそれは埋め立て地の宿命みたいなものである。
東日本大震災の津波で発生した大量のがれきを処理する方法がなくて困ってるらしい。どこにも捨てられず、山に捨てるような場所もないのならば、いっそのこと海岸べりに積み上げて、そこに巨大な丘を造ってしまえばいいのじゃないか。高さ30mくらいのがれきの小山を造り、防潮堤がわりにして町を守るのである。海に面した場所すべてのこの巨大ながれきによる土手を細長く築くのだ。崩れないように表面は土をかぶせてからコンクリートや石垣で覆えばいい。
このようにすればがれきはその場で処分できることになる。遠くまで運んで捨てる必要がなくなるのわけだし、実際の所近くにも遠くにもこの大量のがれきを捨てる場所なんかないのである。だったらいっそそのがれきを全部使ってしまうというプランは実現不可能なのか。
がれきの中には大量の木材がまじっているという。その場合は一度焼いて灰にしてしまえばいいんじゃないか。そうすれば体積は減るので処理ははかどるはずだ。もちろん海岸線近くに住んでいた人は、自分の家があったところが盛り土になってしまう。その場合は国がその土地をそっくり買い取るということで納得してもらうしかないだろう。
がれきを用いて海岸線に防潮堤代わりの高い盛り土の壁を作り、津波を受け止めるのだ。津波が怖いからもうこの村や町には住みたくないという方々も、この巨大な盛り土を見れば安心して戻ってくるだろう。
ゴミで埋め立てた土地もその多くは今は人が住んで街になっているわけだ。だったら「がれきで築き上げる巨大防潮堤」もちゃんとその役目を果たせると思うのである。埋め立てる場合、なぜ山から削りだした土砂ならよくて、がれきやゴミならよくないということがオレにはどうも納得できないのだ。
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