2011年04月03日(日) |
三陸鉄道を絶対に存続させよ! |
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日本には税金をただ浪費するためだけに建設された多くのクソみたいな施設がある。長良川河口堰とか、諫早湾の潮受け堤防とか、岐阜県の徳山ダムとかである。それらの建設費はどれも数千億という巨額なものだが、その何割かは工事を受注した大手ゼネコンや、利権を斡旋した国会議員のフトコロに入っていくゼニである。
その一方で、赤字だからというただそれだけの理由で廃止された多くの鉄道がある。ダムや河口堰に投入する税金のほんの一部があれば救われるのに、そしてダムや河口堰と違って自然を破壊することもなく、むしろ地域住民の貴重な財産となっているのに廃止されて消滅していった多くの鉄道がある。どうせ税金を浪費するのならば、鉄道のような公共財のために使って欲しかったのだ。
なんにもない土地であっても、そこに鉄道が通じていれば観光客もやってくるし、そこに暮らす人々が利用できる。北海道のローカル線はそういう意味ではすべて存続させるべきであった。標津線とか、天北線といった赤字ローカル線がどんどん廃止され、北海道の鉄道地図がいつのまにかかなりシンプルな姿に変わってしまったことをオレは悲しんだ。大学生の頃に周遊券で北海道を長い期間旅したことを思い出す。そのときのオレの足になったのは旅情を感じさせる鉄道だった。
東日本大震災は津波で多くのものを流し去ったが、海岸部を通っている三陸鉄道も特に大きな被害を受けた。駅や線路が流出してしまったのである。その再建には100億円以上のゼニがかかるという。そのために再建をあきらめてバスで代行しようと言う動きさえあるのだ。しかし、ここに鉄道が通じていることこそが地域の財産である。道路や街を復興させるのと同時に、鉄道の再建にも国がゼニを出してやって欲しいのである。毎日新聞の記事を引用しよう。
東日本大震災:三陸鉄道、存続の危機…復旧費用100億円
三陸のリアス式海岸沿いを走り、「さんてつ」の愛称で親しまれている第三セクターの「三陸鉄道」(盛岡市)が存続の危機に立たされている。東日本大震災で高架橋が崩落するなど、復旧費用は100億円かかるとの見方もある。会社単独の復旧は困難で、資金のめどがついても全面再開まで1年以上かかるという。
◇「地域の足なのに」
三陸鉄道は県や沿線自治体などが出資して81年設立。北リアス線(久慈−宮古駅間71キロ)や南リアス線(釜石−盛駅間36キロ)を運行する。09年度は利用客約89万人。県などから1億円以上の経営損失補助金を受け、実質赤字状態だった。
震災で、南リアス線は釜石市の唐丹(とうに)−吉浜駅間の高架橋が落下、釜石−平田駅間の大渡川鉄橋は橋脚にひびが入り、線路が寸断された。北リアス線も島越駅など駅舎が壊滅。同線は一部区間で運行を始めたが、南リアス線は損壊が大きく復旧のめどが立っていない。
唐丹駅から月2回、釜石市内の病院に通う男性(85)は「電車がないと往復で数千円タクシー代がかかり、通院できない」。家族が同駅を利用する男性(52)は「復旧費が巨額なら廃線も仕方ないが、代替バスなど地域の足は残してほしい」と話す。
現行の鉄道施設災害復旧費補助制度では、復旧工事費のうち国と地元自治体が各25%、鉄道事業者が50%を負担する。三セクは地元自治体が事業者分の負担も迫られるため、岩手県の担当者は「工事費に100億円かかるとの試算もある。国のさらなる支援なしに復旧は不可能」と頭を抱える。
国土交通省の担当者も「今回の地震は通常の災害と異なり、被災自治体の負担は計り知れない。鉄道の復旧について国の補助率を拡大したり、違う枠組みによる支援も検討したい」と話している。【稲垣淳、阿部弘賢】
災害復興のためのゼニは国が全額拠出すべきである。三陸鉄道に負担させる必要はない。たった100億円じゃないか。八ツ場ダムの工事費の1/50くらいのはした金じゃないか。それがなぜ気前よく出せないのか。
しかも三陸鉄道が走っているのは岩手県である。小沢一郎の地元じゃないか。だったらなおのことその政治力を活かしてゼニを引っ張ってくればいいのである。100億円程度のゼニは小沢一郎から見れば鼻くそみたいなもんだろう。
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