2010年10月29日(金) |
日本はリニアを開発すべきなのか? |
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来春に全線開業する九州新幹線では、大阪から鹿児島まで3時間45分でいけるそうだが、中国には日本人の想像を超える速さの高速列車がもうどんどん走り出している。こうなると新幹線のセールスポイントも「無事故」「安全性」くらいでしかなく、もちろんそれは一番大切なんだが、速さで完全に負けているとなると、これから導入する国に売り込むのが困難になってしまう。そうなるとやはり「リニア」は海外への売り込みのために必要なのだろうか。ZAKZAKの記事を引用しよう。
中国最速列車の運用開始 最速時速は416キロ 2010.10.28
中国の最新国産高速列車CRH380Aの一番列車=上海虹橋駅(共同)
中国・上海と浙江省杭州を結ぶ高速鉄道が開通し、国内最速の時速416・6キロの記録を持つ最新国産高速列車CRH380Aの一番列車が上海虹橋駅を出発。営業運転での最高時速は350キロ、同区間約200キロの距離を約40分で結ぶ。
地元メディアによると、同型の国産列車は2012年の開通を目指す北京−上海(約1320キロ)にも投入される予定。銀色の丸みを帯びた流線形の先頭部分が特徴で、鉄道当局は「新世代車両」と位置付けている。
CRH380Aの座席は、日本のグリーン車に当たる1等車が一列左右2席ずつ、普通車の2等車は一列2席、3席の配置で日本の新幹線と同じ。一部車両には、商談などにも使える6席の個室も設置している。
浙江省の省都杭州は同省最大の経済都市で、日本企業も多数進出している。(共同)
最高時速416キロなら、北京−上海間も3時間あまりで結んでしまえることになる。仮に営業運転の最高速度である350キロとしても4時間程度だ。それで大量の人が行き交うようになればどれほど便利になるだろうか。オレはこの記事を見て「日本も完全に負けたな」と思ったのである。
こうなると、JR東海がなんとしても「リニア新幹線」を開通させたいのもわかるような気がした。世界最速の鉄道をデビューさせて、中国にリードされた状況を逆転しなければと焦ってるのだろうか。
ただ、オレが心配するのは果たしてこの高速列車が中国で本当に安定運行できるのだろうかということだ。もしも事故が起きてしまった場合、どれほど多くの犠牲が出ることか。中国の食品が安心できないように、この車両や線路に同様の「手抜き」や「まがい物」が横行しているとすれば、どんな事故が起きるだろうかとオレは心配してしまうのだ。
リニア新幹線が実際に開業するとしてもはるかに先の話である。そのころには先に中国が完成させてるかも知れない。あの国の経済発展の速度を思えば、リニアの建設、開業までもおそろしいほどのペースで実現するかも知れないからだ。
この中国の高速列車の車両はどこの国が作っているのだろうか。中国の自前の技術はどこまでなのか。そしてどの国の技術がここに移植されてるのか。そんなことを考えながらオレはこの記事を読んだのである。たとえ海外の企業が関わっていても、中国は国内向けには「自前の技術で・・・ 」と宣伝するのだろう。たとえ日本製であったとしてもである。下手に日本製とバレれば反日デモの時に標的にされるから隠すしかないのだ。
日本はこのままさまざまな分野で中国に抜かれていくのだろうか。今から20年後、30年後の日本がいったいどんな国になってるのか。それを思うとオレはなんだかせつなくなってくるのであった。
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