2010年06月13日(日) |
飲酒検問の逃れ方教えます! |
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仕事の帰りが遅くなったとき、何度か飲酒運転の検問に遭遇したことがある。車を運転する前に飲酒などするわけがないので検問があっても別に何も問題はないのだが、それでも機械の誤作動などもあるかも知れないのである。そういうわけでオレは検問はあまり好きじゃないのだが、これもドライバーの義務だし、こうして検問してくれてるおかげで飲酒運転が撲滅できるのだと思って、いつも協力することを心がけている。
ただ、オレがなんとなく気づいたのは「いつも同じ場所で検問をしている」ということである。職場からオレの家までの間のルートの選択肢は無数にあるわけで、その検問スポットをすべて外して裏道ばかり通って帰ることも不可能ではない。もしかしたら飲酒運転常習者の中には見つからないように走る術を身につけた輩もいるかも知れない。だったらドライバーが予想もしない場所で飲酒検問すればいいのである。そうすればもっと検挙率は上がるだろう。あと、盛り場の周辺の有料駐車場で帰ってくる酔客を捕まえるというのも有効かも知れないとオレは思うのだ。これで駐車場に一人で帰ってくる酔っぱらいは全員検挙できる。人数が複数なら、飲んでない方が運転する可能性もあるのですぐには検挙できないが、一人ならもう言い逃れはできない。その検挙を逃れる方法はただ一つ、そのままクルマの中で寝てしまう方法である。酔いが醒めるまで何時間も経過してから駐車場を出ればいいわけだ。
オレのように100%飲酒運転しない人間なら検問なんてへっちゃらなんだが、世間には飲酒運転をしょっちゅうしている人も存在する。たまたま見つからずに逃れているが、そういう連中がもしも見つかったらどうするのだろうか。そんな実際の事例が一つニュースになってるので紹介しよう。産経新聞の記事である。
飲酒運転男、検問10メートル前で寝たふり…手錠かけられても 2010.6.12 20:25
飲酒運転検問中の警察官が免許証の提示を求め続けたにもかかわらず、車の助手席で約30分も寝たふりをし続けたとして、石川県警金沢中署は11日、道交法違反(路上駐車)の現行犯で金沢市旭町の配管業、吉原俊朗容疑者(44)を逮捕した。
逮捕容疑は11日午前5時ごろから約30分間、金沢市で有数の繁華街「香林坊」「片町」付近の国道157号で、飲酒運転していたワンボックス車を路肩に止め、車内で約30分寝たふりを続け、路上駐車した疑い。
捜査関係者によると、吉原容疑者は、検問手前約10メートルの左路肩に停車し、運転席から助手席に移って寝たふりを始めたという。検問中の金沢中署員が一部始終を見ており「免許証見せて」「運転席から助手席に移ったのを見てましたよ」と問いかけたが、吉原容疑者が寝たふりを続けたため逮捕。同容疑者は手錠をかけられても寝たふりを続けていたという。
吉原容疑者の呼気からは、基準値の1リットル中0・25ミリグラムを超えるアルコールが検知された。この日は全国で一斉検問が行われていたが、同署関係者は「誰が見ても寝たふりと分かるのに」とあきれ顔だった。
6月11日の夜に全国一斉検問が行われていたということはこのニュースで初めて知った。それにしてもなぜ6月11日なんだろう。まあそんなことはどうでもいい。前方で飲酒検問を発見した時の飲酒運転のドライバーはどうすればいいのか。昔から言われている卑怯な方法の一つが、検問の直前に飲むことである。そしてそこで突如運転をやめるのである。「オレが酒を飲んだのは今この瞬間だ。」「ここまではオレは飲酒運転などしていなかった」本当にそれで逃れられるのかどうかはわからないのだが、この方法は聞いたことがある。もっともそんな悪質なドライバーを野放しにするほど日本の警察は甘くないだろう。
しかし今回の容疑者は「検問の前で寝たふりをする」という斬新な方法にチャレンジしてみたのである。彼にとって最大の誤算は、運転席から助手席に移動する一部始終が取締中の警察官に見られていて、その卑怯なたくらみがすぐに看破されたということだろうか。それにしても警官もすごい。寝たふりをしている吉原容疑者の寝たふりをすぐに見抜いてさっさと手錠をかけてしまったことである。あまりにも手際がよさすぎるじゃないか・・・と思ったが考えてみればその程度の浅はかな工夫をしようとする馬鹿は日本全国至る所にいるわけだ。
寝たふりをしたまま手錠をかけられ、しかも日本中にその名を知られることなってしまった吉原容疑者、飲酒運転の代償は高くついたのである。
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