2010年02月19日(金) |
性犯罪をもっともっと厳罰化せよ! |
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裁判員制度が導入されて一番良かったと思うことは、これまで裁判官のせいで機械的に判例重視で軽めにされてきた量刑が市民感覚で判断されるようになったことである。たとえば強姦罪なんかオレは死刑でもいいと思ってるが、それがどんなに悪質なものであっても裁判官はこれまでと同じような軽い量刑で平気だったのだ。しかし裁判員という市民の価値観から見ればやはり強姦犯みたいな人間のクズにはもっと重い刑が相当だということになるわけで、少なくとも裁判は望ましい方向に動きつつあると思うのである。
性犯罪「過去の量刑軽すぎ」裁判長が言及
裁判員
女性4人への強姦(ごうかん)未遂、強姦致傷などの罪に問われた徳島県小松島市、無職・福田光生(みつお)被告(25)に対する裁判員裁判の判決が18日、徳島地裁であった。
畑山靖裁判長は「これまでの(性犯罪の)量刑は軽すぎ、見直しの必要がある」と異例の言及をし、懲役10年(求刑・懲役12年)の実刑判決を言い渡した。判決後には、裁判員を務めた女性2人が記者会見。40歳代の主婦は「性犯罪は精神的被害がとても大きい。今までの量刑は軽いという裁判員の意見を反映した判決で良かった」と評価した。
公判で弁護側は、強姦致傷と強姦未遂2件の罪に問われた被告を懲役5年とした裁判例を挙げ、「刑の均衡を考えれば懲役6年が相当」と主張した。
しかし、畑山裁判長は「従前の裁判例では、強姦未遂事件はおおむね懲役3年前後、強姦が未遂で傷害の程度も比較的軽微な強姦致傷事件は懲役4〜5年に分布しているが、被害者の立場を考えるとやや軽すぎる」と指摘した。
(2010年2月18日22時30分 読売新聞)
「これまでの量刑は軽すぎた!」とはっきりと語ってくれる裁判官が登場したのは実に喜ばしいことである。裁判員に加わった女性の意見が反映された判決になったわけである。これまでほとんど男ばかりの裁判官たちは、被害者の女性の心の痛みをあまり理解することもなく信じられないような軽い量刑で平気だった。その結果性犯罪者たちはすぐに街に戻ってきて同じような犯罪を重ねることとなったのである。
今回の裁判で、強姦未遂や強姦致傷4件の被告に懲役10年と言う判決が下ったことに対してオレはさほど驚かない。プロの裁判官から見ればこれは不当に重い罰ということになるのだろう。しかし、市民の感覚でとらえるなら、この10年という実刑は「短すぎる」と感じる方もいるはずだ。被害にあった女性の側からすれば、「そんなヤツがこの地上に存在するだけで気分が悪いです。死刑にしてください!」という気持ちかも知れない。
この種の性犯罪の場合、オレは量刑に対する被害者の主張を全面的に入れられるように改正すべきだと思っている。被害者が心に深い傷を負って「私をこんな目に遭わせた鬼畜外道は死刑にしてください」と訴えれば死刑にしてやればいいと思うのである。
日本では「仇討ち」は禁止されている。しかし、被害者にすれば報復感情というものが誰しもあるはずだ。その報復感情をみんなが勝手に発揮すればそこら十で殺し合いになってしまう。それを国家が代行してるのが死刑制度だとオレは思うのである。
これまで性犯罪の精神的被害が量刑の判断材料にされることはそれほどなかったのではないだろうか。被害者がどれほど心に傷を負ったのかということに裁判官は無頓着だったのではないか。オレは裁判員制度には当初は批判的だった。ただ、裁判官の中には常識はずれの連中が多すぎるとも思っていて、少しは市民感覚で是正もされるかなと期待したのである。今回の判決を知って、裁判員制度がこれまでの量刑の常識を打ち破る一つの力となってくれるのを期待しているのが今のオレである。
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