2009年12月08日(火) |
2万8000件のカラ予約をホテルに入れた男 |
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予約した客がやってこないことを業界用語で「No Show」と呼ぶそうである。「姿を見せない」という意味なんだろうか。電話一本で予約が取れるのに、その客のためにわざわざ部屋を用意するというリスクをホテル業は冒しているわけである。その予約客が現れないというトラブルはどの程度発生してるのだろうか。それはいったい何%くらいの確率で起きるのだろうか。そんなことをオレが考えていた矢先にこんな珍妙な事件が起きたのである。この2人組は楽天トラベルでホテルの予約をして楽天ポイントを稼ぎまくり、貯まった高額の楽天ポイントで豪遊を続けていたのである。まっったくどうしようもない連中である。毎日新聞の記事を引用しよう。
偽計業務妨害:ホテルに空予約2万8千室…2容疑者を逮捕 2009年12月7日 12時27分 更新:12月7日 13時34分
インターネットの宿泊予約サイト「楽天トラベル」でホテルにうその予約を繰り返したとして、警視庁捜査1課は7日、いずれも住所不定、無職の村中健(28)、小原健作(27)両容疑者を偽計業務妨害容疑で逮捕したと発表した。2月から、全国延べ約1600のホテルに約2万8000室の空予約をし業務を妨害していたとみて捜査している。
逮捕容疑は、村中容疑者は3月29日、小原容疑者は4月27日と29日に携帯電話から予約サイトに接続し、東京都豊島区のホテルに空予約をしたとしている。2人は「予約するとポイントがもらえる。そのポイントを使いホテルに泊まったりゲームソフトを買った」と認めているという。2人とも予約したまま、キャンセルしていなかった。
同課によると、このサイトでは宿泊代100円分につき1ポイントが付与され、蓄積したポイントで宿泊したり、商品を購入できるという。小原容疑者は「1週間で数十万円分もうけた」と供述しているという。【神澤龍二、山本太一】
宿泊代の約1%が楽天ポイントとなる。それを稼ごうとしてこの男たちは偽名の宿泊予約を日本全国のホテルなどに出し続けたのである。それにしてもなぜ防げなかったのだろうか。一人の会員が出す宿泊予約にしてはあまりにも多すぎることに楽天側は気付いていて当然である。本来その業務に当たるべき人たちが恐ろしくボンクラで頼りなくてどうしようもない結果起きたトラブルではない。この事件が起きたのは楽天のシステム上の問題である。もっとも現在は改善されているそうだが。
いずればれる犯罪である。短期間にポイントを稼ぎまくって、そして使いまくって、最後は逮捕されるという刹那的、自爆的な犯行である。そして日本の刑罰は驚くほど軽く、このクソみたいな犯罪には執行猶予がつくのかも知れない。そう考えれば、世間には「犯罪は引き合う」と考えてしまう手合いも出てくるわけで、そう思えばこのクソ2人組にはちょっと重めの罰でもいいかと思ってしまう。どこかのホテルで長期間強制労働させるとかを更正の条件にするとかである。ホテル業の仕事の大変さをわかってもらうことで、自分たちがいかに迷惑を掛けてしまったかを知るのも大切なことだとオレは思うのだ。
この男たちが行く気もないのに2万8000室に予約を入れ、そして当日は全く連絡もせずに無断でキャンセルした結果、本来泊まれるはずだった2万8000組のお客は泊まれなかったのである。泣く泣く旅行をあきらめた方もいたかも知れない。それを思えばきっと迷惑をかけられた方々は「死刑だ!」と思うかも知れない。オレが断られた分の中にもしかしたらこいつらのために埋まったものがあったかも知れないのだ。やっぱりこいつら死刑だぜ。
ちなみに楽天トラベルの紹介はオレもしている。こういうクソどものせいで大変だった楽天トラベル、なかなか便利なのでオレは旅行や出張の時によく利用してるのである。楽天トラベル経由で予約すると1万円が8000円に割り引きされたりして安くなることがあるのでとっても便利である。
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