2009年09月05日(土) |
親が人間のクズなら子はどうすればいいんですか? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
子どもは親を選べない。大金持ちの家に生まれてくる子もいれば、貧乏であっても愛情豊かな親のもとに生まれてきて幸福な人生を歩む子もいる。皇族として生まれてくるという宿命を背負っている場合もある。親は一般的にわが子に愛情を注ぎ、我が子が人間としてまっとうな存在に育つことを願うものである。ただ、時にこんな救いようのない親がいる。どうすればいいのか。毎日新聞の記事を引用しよう。
窃盗容疑:小5万引き強要 30代両親を逮捕 兵庫
小学5年の長男(11)に食料品を万引きさせたとして、兵庫県警明石署は4日、同県加古川市西神吉町大国、派遣社員、中村精二容疑者(33)と同居している元妻の無職、酒澤優希容疑者(31)を窃盗容疑で逮捕した。長男は小学3年から万引きを強要されていたといい、「やりたくなかったけれど、万引きを断ったら、お父さんとお母さんから殴られるので、怖くてやめられなかった」と話しているという。
容疑は、両容疑者は共謀して今月3日午後5時半ごろ、同県明石市魚住町金ケ崎の大型スーパーで、10キロ入りの米2袋とリンゴジュース2本(計7756円相当)を長男に盗ませた疑い。長男がカートに商品を載せ、精算せずに店外に出たのを警備員が確認。「お母さんから1万円をもらったけれど無くした」と話したが、駐車場で待っていた両容疑者を通報で駆けつけた同署員が任意同行し、事情を聴いたところ、酒澤容疑者が「夫が米をとってこいと頼み、私もリンゴジュースを頼んだ」と認めたという。
同署によると、中村容疑者は「万引きをやらせていない」と否認している。【重石岳史】
このクソ親どもは小5の我が子に指定した品物を盗ませたわけだが、その商品というのが10キロ入りの米2袋とリンゴジュースとはなかなか豪快である。そんなでかいものを堂々と運び出そうとしたら目立つだろう。それともこれまで米の万引きに成功したことがあったのか。
「万引きなんかしたくない」というのが正常な感覚である。しかし親の命令をきかないと殴られるのである。そんなとき子はどうすればいいのか。中学生の娘に売春をさせる親がいたり、5歳の娘の幼女ヌードを撮ってネットで販売する親がいたり、この世にクソ親は尽きないわけだが、そんなクソ親の子に生まれてきてしまったらどうすればいいのか。どうやって自分の身を守ればいいのかと思うのである。
民主党がマニフェストに盛り込んだ子育て支援のさまざまな手当が有効に活用されればいい。しかし、クソ親に与えられればそうしたゼニは教育費ではなくてパチンコ代や風俗店に浪費されるだけである。手当はまっとうな親にもクソ親にも平等に支給されるからである。
わが子に万引きを命令するようなクソ親は実刑判決を与えて刑務所にぶちこむのが適当だろう。しかし、そんな親でもいなくなってしまえば、子は孤独の身になってしまい施設に入るしかないのだ。そんな場合はどうすればいいのか。クソみたいな親であっても、やはり子にとっては親なのである。ぶん殴られて虐待ばかりされているからといって、だから親との縁を切るわけにもいかない。なんと悲しい宿命なのだろうか。
派遣社員33歳と無職31歳のこの親たち、生活は確かに苦しいのかも知れない。しかし、だからといって万引きをしてよいわけではない。小5ならかなり分別もついてるだろう。我が子に盗みを実行させる親がクソであることなど十分理解しているだろう。自分に万引きを命令する親のことをこの子はどう思っていたのだろうか。そんな情けない人間が自分と血のつながる肉親であるという事実はこの子にとってどれほど残酷な事実であることか。そんな人間のクズの子になど生まれて来たくなかったはずだ。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館