2009年07月29日(水) |
余った家にタダで住ませてください! |
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オレは以前の日記で、空き家が700万戸あるという現状について書いたことがあるが。さらに増加していたようである。アサヒコムの記事を引用しよう。
全国の住宅、13%は空き家 高齢化・過疎化で高まる 2009年7月28日
全国の空き家が08年は756万戸に達し、総住宅数に占める割合(空き家率)が過去最高の13.1%になった。総務省が28日まとめた住宅・土地統計調査でわかった。山梨県で初めて2割を超えるなど過疎化や高齢化が進む地方の空き家率が高まっている。
調査は1948年以来、5年ごとに実施。昨年10月の全国の総住宅数は5759万戸で前回調査より6.9%増加。空き家率は関東・中京・近畿の三大都市圏が12.1%なのに対し、それ以外の地域は14.3%だった。同省は「独り暮らしの高齢者世帯が増えて、病院や施設に入ることで空き家が増える傾向が強まっている」と分析する。
住宅分類では、マンションやアパートなどの「共同住宅」が2069万戸で全体の41.7%を占め、ともに過去最高。特に3大都市圏では過半数の52.1%を占め、一戸建てを上回った。
全体の持ち家率は61.2%で前回調査と同率。ただ、持ち家の一住宅あたりの延べ面積は120.89平方メートルと初めて前回調査より減った。
空き家率が13.1%、実に756万戸の家が空き家になってるのだ。山梨県では空き家率が2割を超えるという。過疎化や高齢化が進んでいる地方にその傾向が強いという。しかし、5年前に比べて総住宅数で6.9%増加してるということは、400万戸近い住宅が新規に建設されているということである。なんでそんな無意味なことをしたのか。少子高齢化がはっきりしてるのにじゃんじゃん家を造れば余るのは当たり前じゃないか。そんなに住むところを増やしてどうするんだ。
住む人もなく放棄されている家を安く賃貸する仕組み作りをすることで、空き家の有効活用をすることが必要ではないのか。そしてオレが腹立たしく思うのは、いかにも過疎地や田舎での空き家が多いような内容の記事だが、都会にも空き家は多いのである。3大都市圏でも12.1%は空き家なのだ。もちろんオレの家の周辺の住宅街にも実に空き家は多い。オレの住む地域は風紀はよろしくないが少なくとも過疎地ではないと思っている。そういう場所まで空き家が増えているのに、この記事では過疎のド田舎の空き家ばかりが多いような内容になっている。そうではないのだ。日本中で空き家が増えてるのである。
住む家もなくホームレスになってる人たちがたくさん居るのに、その一方で誰も住む人がなくて荒れ果てている家がある。生活保護を受けていて通勤の必要もないのに家賃の高い都心のど真ん中に住む人もいる。郊外に家を建ててしまったために2時間近くかけてへとへとになって通勤しなければならない人もいる。そうした矛盾を解消するためにも住宅資源の効率配分を行うためのなんらかの政策が必要ではないかとオレは思うのだ。
モノの価格は需要と供給の関係で決まる。こんなに供給が多いのに価格が下がってこないという意味で、住宅価格というのは不思議なのである。政治的な意図で高値誘導されてるこの住宅価格を思い切り下げて、庶民が家を買いやすくするためのチャンスが昨年来の世界恐慌であった。ここで土地価格も思い切り暴落させて一度リセットさせればよかったのである。確かに倒産した新興不動産会社もいくつかあった。しかしそれはほんの一部であり、国が中途半端に救済してしまったために土地や住宅、マンションの価格は下げ止まり、結局庶民がその恩恵を被ることはなかったのである。これは実に残念なことであった。
作りすぎたコメが余っていて、空き家になってる家が余っている今、政策によって衣食住のうちの食と住をタダにできるのである。それなのにとてつもない金額の生活保護費が支給され、国家財政を圧迫しているなんてどこかおかしくないか。オレはそんなふうに感じるのだ。
タダで住める家を増やしてください。空き家のまま朽ち果てるよりも、誰かが住めるように活用してください。オレはそのように訴えたい。そしてタダで住める家を増やせば必ず家賃も下がり、更新料をぼったくる強欲家主のアパートは閑古鳥が鳴くようになるはずだ。そんなことをオレは思うのである。こんなに空き家があるのにこんなに家賃が高く、住宅ローンの支払いに苦しむ人が多いなんて矛盾を何とかして欲しいのである。
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