2009年04月04日(土) |
高速道路が0円で通行できます! |
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3月28日から週末の高速道路1000円が実施された。しかし、1000円どころか無料で走ることができるという裏技が存在したのである。そんなすばらしい情報は秘密にしておいてこっそりネット上で一部のマニアだけが共有すべきなのに、そんなことをマスコミにばらしてしまう愚か者が存在することをオレは悲しむのである。アサヒコムの記事を引用しよう。
あれっ、高速道タダ? ETC車用ゲート改良へ 石川 2009年4月3日22時43分
自動料金収受システム(ETC)搭載車で数百キロの長距離を走行しながら、入ったインターチェンジ(IC)から出ると、料金がかからなかった事例が石川県内の高速道路であった。中日本高速道路金沢支社(金沢市)ではシステム改良を検討している。
同支社によると、無料通行できた事例はETC車専用でゲートに係員が常駐しない「スマートIC」。北陸道の徳光スマートIC(同県白山市)から入り、東海北陸道の富山県小矢部市から名神高速道の愛知県一宮市などを通って、徳光スマートICから出ると料金が0円と表示されたとの情報が寄せられた。経路は433.6キロで、本来の料金は9200円だった。
「高速道路のみを周遊する使い方は想定外だった」と同支社は強調。現在のシステムでは青森など遠距離利用も可能とみられるため、システム改良を検討中だ。当面は利用者に走行経路を聞いて適正料金を請求するという。中日本高速道路全体では、利用実績から計9カ所のスマートICで無料利用があった可能性があり、調査している。
SAやPAなどに設置されたETC車専用の簡易出入り口をスマートICと呼ぶのだが、広い用地と設置費用を必要とする通常のIC(インターチェンジ)と比べて安いコストで設置できるという利点があるということで、このスマートICはすでにかなりの数、設置されているのである。どこかオレの住むところの近くにあるかなと思って探してみたところ、東名阪道の亀山SAに設置されていた。視察するにはちょっと遠いのである。
このスマートICを利用する場合、入ったのと同じところから出れば料金が0円と表示されるのだという。高速道路の路線図を見ると、一周回ってくるようなコースもとれるわけで、入ったのと同じスマートICに戻ってくることも可能である。山形道の寒河江SAにもスマートICが設置されてるので、そこから入って東海北陸自動車道や北陸道を経由して一周回ってまた戻ってくることも可能なのである。その場合も料金は0円と表示されるのだろうか。試してみたいが時間とガソリン代がかなりかかりそうである。誰か代わりに実験してくれ。
ただ、スマートICから入って同じ場所で出ることが0円であることには合理的な正当性がある。高速道路を使わないがSAのみ利用するという客がいた場合、通行料金を課金するわけにはいかないわけで、だから0円なのだ。そこで課金するわけにはいかないということを逆手にとって、一周コースが無料になってしまったのである。
こんな料金システムのバグが存在していたことにオレは驚いてるのだが、設置した側は一度も高速道路を降りないで元の場所に戻ってくるなんて使い方を想定していなかったわけである。確かにこれまではそういう「ただ高速道路を走るだけ」という使い方は考えにくかったわけだが、週末は1000円でどこまでも行けるようになった今、高速道路だけを回って旅行する「高速から降りない人たち」は増えることが予想される。その中にはこの記事で紹介されているように、同じスマートICに戻ってくる方たちもきっといるはずだ。
しかもこの記事によれば、この0円というバグは週末だけ起きるというものではなくて常に発生するのだという。そしてスマートICが2004年から設置されていたことを考えればこれまで5年間気づかれていなかったのである。この秘密はずっと守られてきたのである。前言撤回だ。今までその秘密を保持してきた方たちにオレは敬意を払いたい。そしてこの秘密がバレてしまい、オレのような一般人の知るところとなったことを少し残念に思うのである。なんだかもったいないのである。
もしもオレにありあまる時間が存在したなら、ドライブ大好きなオレはきっと「スマートIC0円の旅」を試すためにロングドライブに出かけただろうと思うのである。この秘密が知られることとなり、システムが改良されて料金バグがなくなってしまうことはとても残念である。
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