2009年03月03日(火) |
夕張トイレにあなたの名前を付けてください! |
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命名権ビジネスというものが存在する。たとえばかつて近鉄バファローズが本拠地にしていた大阪ドームは、今は京セラドーム大阪という名前である。オリックスの本拠地だった神戸グリーンスタジアムは一時期たしかヤフーBBスタジアムだったと思う。そんなふうに名前を付けることで施設の設置者は命名権というゼニをもらうわけだ。しかし、こんなものにまで命名権が発生するのかというのが売りに出されてるのである。あの日本一の貧乏自治体である夕張市が売り出した観光客用の公衆トイレである。アサヒコムの記事を引用しよう。
夕張市、トイレ命名権販売中 「再開にはこれしかない」 2009年3月2日
命名権を売り出す公衆トイレ。約600平米の駐車場は雪に埋もれている=2月25日、北海道夕張市鹿の谷
財政破綻(はたん)で閉鎖中の約600平方メートルの駐車場付き公衆トイレの命名権を、北海道夕張市が売り出した。旧北炭の迎賓館・夕張鹿鳴館に近いJR鹿ノ谷駅前で、応募は13日まで。
契約料は、観光客向けなどに5月から半年間だけオープンするのに必要な水道や電気、清掃経費の40万円。駐車場には店も出せる。
東京・渋谷のトイレ命名権募集には多数応募があった。「こんな田舎では無理では」という懸念に、市の担当者は「知名度がある」と強気。でも、本音は「再開にはこれしかない!」。
うーん、この駐車場付き公衆トイレに名前を付けて40万円か。しかしどんな名前を付けたらいいのか。
新広島球場は確か「マツダずんずんスタジアム」だったっけ。そんなネーミングでいいのなら、この夕張のトイレにはたとえば北海道日本ハムファイターズが、「ハム喰って、うんこして、ぶりぶりトイレ」とかつければどうか。あまりの下品さにかえってイメージが悪くなるだけだ。
それにしてもトイレの名前なんて評価の難しいモノを売りに出したものである。誰がこんなのに応じるのだろうか。ゼニのない夕張市にしてみれば、なんとかその40万をひねり出したいわけである。
ただ、この駐車場に店を半年間出すそのショバ代と考えたとき、40万というのはそれほど高くもないかなあと思うのである。ちゃんと観光客相手に利益が出せるようなモノを売ればいいわけだ。たとえばそこにたこ焼き屋を開店して、北海道をクルマで旅行する方たちに本場大阪のおいしいたこ焼きを売ればたちまち人気店になるだろう。
たこ焼き屋に駐車場とトイレがついている・・・・だけの施設ならば、何もトイレの名前なんかにこだわる必要もないわけだ。最初オレは「トイレの名前」ということで考えていて「うんこ」や「オシッコ」にちなんだ名前をつけないといけないのかと思ったのだがそうでもないわけである。
ただ、夕張の売り物といえばやはり「財政破綻」である。開き直ってこれを宣伝するしかないのかも知れない。「日本一貧乏な自治体」をどんどんアピールするのだ。だったらこのトイレもいっそのこと「お賽銭トイレ」「投げ銭トイレ」にしたらどうか。巨大な賽銭箱が設置されていて、そこに小銭を投げ込んだらセンサーがその金額を読み取ってデジタル表示で金額が出て「現在までの投入金額○○円、目標達成まであと○○円」とか出るようにすればどうか。オシッコは最低でも10円、うんこは50円の浄財をお願いしますというふうに基準を示せばそれなりにゼニが集まるかも知れないぜ。もっと屈辱的かも知れないが「右や左の旦那様、哀れな夕張におめぐみを〜」ともの悲しい調子で電子音が流れるというのはどうだ。ちょっとふざけすぎかも知れないが。考えたら有料トイレは日本ではあまりなじみがないが、ヨーロッパでは普通にそこら中にあったぜ。
それ以外にオレが思いつくのは、TOTOやINAXという便器屋に運営させて、そこにモデルトイレを設置して、最新のトイレを体験できる施設にするという手もありそうだが、どうせならもっと人の多く来る場所に設置したいだろうし、こんな寂れた田舎に設置してもさほど広告の効果は上がらないだろう。
いずれにしても人が集まらないとどうしようもないのである。さてこのトイレ命名権、いったい誰が手に入れるのだろうか。
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