2008年11月13日(木) |
秋だ!京都だ!紅葉だ! |
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さて、今日の日記は秋の京都を訪れる皆様のために江草がお勧めの紅葉スポットを紹介しよう。ちなみに今京都御所は一般公開されていて(11月16日まで)、今京都においでになった方は混雑してるけどせっかくの機会だからぜひ御所を訪問して欲しい。
地球温暖化のせいで紅葉の季節が徐々に遅れつつある。オレが大学生の頃、洛中の紅葉が一番きれいなのは11月の23日頃、つまり京都大学の学園祭の頃だった。京都大学のすぐ東にある吉田山をこえて、オレが密かに気に入っていた真如堂の紅葉を愛でるのがオレの学生時代のデートコースのひとつだったのである。学園祭の喧噪を逃れて静かな真如堂や黒谷を歩くという黄金パターンがあったのだ。ところが真如堂はいつのまにか知れ渡ってしまって、今は大量のカメラをさげた観光客がやってくるようになってしまい落ち着いて眺めるどころではなくなった。好きな場所が評価されるのは嬉しいが、観光客が多すぎるのもまた困るのである。たまにクルマで行こうと思っても近づくことさえできないのである。
雑誌などを見ると、京都で人気の紅葉鑑賞スポットの第一位は清水寺となっている。確かにあそこは絵になる。しかも昔はなかったライトアップとかで夜までしっかりと稼ぐのである。いったいいくら儲かってるのだろうかとオレはうらやましく思うのである。第二位は嵐山だ。嵐山の紅葉は渡月橋から眺めるとか、ボートに乗って川から眺めるとかいう楽しみ方があるが、ここはやっぱりトロッコ列車で保津川をさかのぼってみたいところである。もっとも今のような観光シーズンの休日にはトロッコ列車は満員で予約がとれないし、保津川下りは料金がバカ高くてそんなの乗るのは金持ちの年寄りばかりなのである。だったらどこから嵐山界隈の紅葉を観ればいいかというと、天竜寺の西にある亀山公園に登って、そこの展望台から観ればいいのである。ここならタダである。タダだけど眺めは最高である。眼下にトロッコ列車を見下ろすこともできる。オレのようなせこい人間はやっぱりタダの場所が好きなのである。もっとも喧噪を離れて静かに景色を眺めたいならばバスで清滝まで行って、そこから高雄まで1時間くらいかけて歩くというのもいいかも知れない。高雄の神護寺や鳥獣戯画で有名な高山寺の紅葉は昔は11月3日頃が見頃だったのだが、今は少し遅れて11月下旬でもかなり美しいはずである。
そうそう、清水寺の話題に戻るが、清水寺が人気スポットなのはそこが東山周遊の起点、あるいは終点になるからである。清水寺から北に進めば、高台寺、円山公園、八坂神社、知恩院、平安神宮、南禅寺、永観堂、哲学の道、銀閣寺とがんばって歩いていけばいいわけで、もちろんその逆コースでもいいのだが、がんばれば半日くらいで歩けるのである。円山公園や八坂神社、知恩院なんかは通過するだけなら無料である。平安神宮も南禅寺も有料の庭園を観なかったらゼニは掛からない。哲学の道も歩くのはタダである。オレが勧めるところはそういうところばかりなのである。ちょうど南禅寺でお昼になったら、ちょっと贅沢だが順正や奥丹で湯豆腐を食べればいいのである。ゼニを使うならそういうところにがっつり使えばいいのである。湯豆腐はこれから寒くなる季節にはぴったりなのである。さて、このゆっくりと観光しながら歩けば一日かかるコースなんだが。その途中にある永観堂はオレが大学生の頃、境内にはいるのは無料だったのである。よくサイクリング部のトレーニングでここまでジョギングしたものである。それがいつのまにか有料になって、しかも夜はライトアップして客を呼び込み、幼稚園まで併設して(幼稚園は昔からあったが)かなり商売上手なのである。いろんな寺がライトアップしてるのは「よそがやってるからうちも」ということであり、以前は夕方4時半くらいには拝観終了だったのが今はライトアップのおかげで夜遅くまで客が入るのでどこも儲かってウハウハなんだろう。ただ、永観堂のライトアップはかなりいろんなところで宣伝されてるだけのことはあるみごとなものらしい。オレはまだ観ていないので一度行ってみたいのである。
この東山周遊コースの起点終点に当たる清水寺と銀閣寺の参道にはたくさんの八つ橋を売ってる店がある。試食できるところも多い。全部立ち寄って試食し続けるとそれだけでもう八つ橋を食べ飽きて買う気がなくなるくらいにいろんな店で試食できるのである。いろんな味があるので全種類チャレンジすればいい。それだけでもう十分に食えるのである。オレが大学生の頃もよく試食だけしたものである。お茶も出してくれるのである。オレのようなせこい客に対しても親切だったのである。オレはその中でも西尾の八つ橋が好きである。本店に行った時におばちゃんにとても親切に説明してもらった恩があるのでとりあえずここでは西尾の八つ橋を宣伝しておきたい。西尾の八つ橋は試食だけでなくちゃんと買うべきだ。オレの大のお薦めである。
それ以外の紅葉の名所というと、オレが迷わず推薦するのはなんといっても東福寺だ。昔はここの境内にクルマを無料で駐車できたのだが、今は確か観光シーズンにはマイカーが境内に入れなくなってるはずなので、公共交通機関で行くのが望ましい。京阪かJRの東福寺駅から歩いてそんなにかからない。東福寺というとなんといっても通天橋が名高いのだが、その通天橋から紅葉を眺めるためには拝観料を払わないといけないのである。しかし、通天橋は紅葉のど真ん中にあるのだ。本当に景色が美しいのはその通天橋を下から見上げる場所なのである。それは臥雲橋というところで境内の西側にある。この臥雲橋のところの道はいちおう公道である。つまり、ここから景色を眺めるのはタダである。そのタダで観られる景色は、ゼニを払って通天橋から見下ろす景色よりもすばらしい。そういうわけで東福寺の臥雲橋からの景色がお勧めなのである。
昔はあまりなかった紅葉のライトアップ、じっくりと観るにはやはり泊まりがけで楽しむのがいい。いちおう京都ホテル案内というページを作ってるのだが、楽天トラベルで検索すると連休中の土曜日以外ならまだ十分に空き室はある。平日に休みがとれる人ならいつでもOKだろう。京都は宿泊施設が多いので探せばちゃんと泊まれるものである。どうしても宿が取れなかったらそのときはネットカフェとかで泊まる方法もある。デニーズのような24時間営業のファミレスで寝ている観光客もいるかも知れない。映画館のレイトショーで寝るヤツもいるかも知れない。なんなりと夜を過ごす方法はあるのだ。予約さえとれるなら夜行バスで帰ることにして、その発車するぎりぎりの時間まで観光するというのもいいかも知れない。紅葉を眺めるのにゼニはいらない。外からでも眺められるところが多いからだ。使わずに浮かしたゼニはおいしいものを食べるのにしっかりと使えばいいのである。
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