2008年10月11日(土) |
これは間違いなく世界大恐慌です |
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NYダウが1万ドルを切ることなどないと思っていたし、日経平均が1万割れすることなどありえないと思っていた。ところがこの10月10日、NYダウは瞬間的に8000ドルを割り込んだし、日経平均も8000円を割り込む寸前まで売り込まれた。それにしても良く下がる。どの株も「何この値段は?」というレベルまで売られてしまってる。たとえば年間の配当金が42円ある日産自動車の株価は10月10日時点で464円まで売られている。配当利回りにして実に年間9.05%という高利回りである。こんな極端な例も出ているくらいに日本株はどれもありえないほどのレベルまで売り込まれているのだ。
だからこそオレはチャンスを待っている。いくら下げても株価が0円になるわけはなく、永遠に下げ続ける株もないわけである。そして自分のような個人投資家の有利なところは、いつまでも待てるということである。下げ止まるまで何ヶ月でも何年でも待ち続けて、下げ止まったのを確認してから買い出動すればいいのである。うまくいけば資産を100倍くらいに増やせる相場が来るはずだと思っているからだ。
今回起きた金融恐慌はしょせんバーチャルな投資の世界での破綻劇であり、実体経済には本来関係が薄かったはずだ。ところが今はいつのまにか実体経済を巻き込んで世界的な金融不安が発生しているのである。新興国の景気に引っ張られて発展してきた世界経済は、その新興国での景気悪化によって足下を掬われたのだ。
アメリカの住宅価格はまだ下がるだろう。そして住宅が下がるということは金融機関にとっては担保価値が不足するということになる。阪神大震災の時、家が倒壊しても多くの人がその住宅ローンを払い続けなければならなかった。アメリカではこうはいかない。値下がりして担保割れしたらさっさとローンの方を踏み倒してしまう。だからますます金融機関の業績は悪くなるし、その住宅ローンの証券化商品もローンが踏み倒されることによってリスクを内包することになるわけだ。
株価の下落によって世界中で消えた富は2000兆円とも3000兆円とも言われる。たった70兆円の補助で金融機関安定のための政策が行えるのだろうか。
オレはただ毎日起きていることを新聞やラジオ、週刊誌などで読みつつ時には相づちを打ち、時には「そんなアホなことないやろ」と突っ込みつつ、毎朝NYダウの様子を確かめている。さっき見ると今夜も−かなり下げていた。オレは自分の利便性のために 江草の世界戦略室というページを設置してるのだが、今夜も−345ドルと暴落中だった。もう手の施しようがない。各国の協調利下げもさほど効果があがらなかった今。いったいこれからどんな次の手が用意されてるのか。オレは安眠もできずに悶々とした夜を迎えているのである。
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